レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/03/11
- 登録日時
- 2011/01/17 02:00
- 更新日時
- 2011/01/20 17:22
- 管理番号
- 6000001881
- 質問
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解決
「いろはうた」について、意味・内容・読み方がわかる本がみたい。
- 回答
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当館所蔵資料より、以下を紹介。
資料1:p9~11「いろは歌は平安時代に作られ、十一世紀後半以降、急速に流布し始めた「同じ文字なき歌」である」とあり、四十七文字の異なるかなを用いた「いろは」と、釈文の記載もある。また、「この歌は、通常、『大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)』聖行品に出ている四句の偈「諸行無常、是生滅法、生滅滅巳、寂滅為楽」を翻案したものと言われている。この翻案説は、平安時代末期、興教大師・覚鍐(かくばん)による「いろは歌」の注釈書『伊呂波釈可有事等(いろはしゃくあるべきことども)』の中で、初めて唱えられたものである」とあり、どの句がどの歌と対応しているかも書かれてある。
資料2:「いろは」と「いろは歌」の記載あり。
資料3:現存する最古の「いろは歌」とその読み方あり。
資料4:「いろは歌」のひらがな書き、歌謡の読み方、「いろは歌」についての覚鍐の解釈あり。
資料5:【資料4】の原本
<2010/10/29追記>
資料6:p667に、「いろは歌」は、すべての仮名を、同じ仮名を繰り返さずに読み込んだ、七語調の今様の様式をとった四七字の歌とあり、「いろは歌」の記載もある。また、p668「いろはがるた」には、「いろはがるた」の和歌風、江戸(京都で行われ江戸にきたもの)、京都、大阪(名古屋)のものが一覧表になっている。
- 回答プロセス
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(1)自館OPACで、キーワード「いろは」で検索。
(2)仮名文字、いろは歌(811.5)の書架、参考資料の百科事典にもあたる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 音声.音韻.文字 (811 8版)
- 参考資料
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- いろは歌の謎を解く,光田 慶一/著,けやき出版,2005.10, (2005、p9~11「いろは歌とは何か」 【資料1】)
- 「いろは歌」の暗号,村上 通典/著,文芸春秋,1994.1, (1994、p14~16「「いろは」と「いろは歌」」 【資料2】)
- 「いろは歌」の暗号文,久保田 克己/著,文芸社,2004.11, (2004 p14~16「現存する最古の「いろは歌」」 【資料3】)
- いろはうた,小松 英雄/[著],講談社,2009.3, (2009、p24~25「伊呂波の外形とその内容」 【資料4】)
- いろはうた,小松 英雄/著,中央公論社,1979.11, (1979、※【資料4】の原本 【資料5】)
- 日本大百科全書,第2巻,小学館,1985, (1985、p667「いろは歌」 ※貸出禁止資料 【資料6】)
- キーワード
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- いろはうた(イロハウタ)
- 仮名(カナ)
- 伊呂波(伊路波・色葉)(イロハ)
- 歌謡(カヨウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000076653