レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/12/07
- 登録日時
- 2006/03/10 02:11
- 更新日時
- 2007/03/10 16:42
- 管理番号
- 都立図事-2005004514
- 質問
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多摩川上流域の多くの部分が、現在の東京都の水道水源林である。明治34年に、東京府は御料局(後の帝室林野局)から東京府西多摩郡氷川村日原所在の普通御料林を譲り受けたが、その来歴についての資料はあるか。
- 回答
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資料1が一番詳しい。年表によると、明治22年8月30日に「多摩川水源地の官有地、御料林に編入」(p.271)、明治34年3月「東京府は日原川流域一帯の民有林約5100町歩を保安林に編入」、8月に「御料林の譲り受け」(p.274)とある。この件の説明については、第2章「東京水道水源林の生い立ち」(p.25~60)に記述があり、特にp.35~37「東京府による水道水源林管理の開始」に詳しい。
資料2:年表p.45~47および「第3節 水源林経営の変遷」(p.58~60)に記述がある。
資料3:
水源地の調査を行った本多静六について記述がある。(p.36)。多摩川水源林の来歴」(p.165~174)に、実際のその調査についての経過がわかる。
資料4:p.300に4行ほどの記述がある。p.280~285に明治22年の御料地編入についてついて記述があるが、日原所在の御料林については、ほとんど記述ない。
資料5:p.270~286に、明治34年第2回臨時府会(6月19日~25日)で、多摩川上流御料林買受の件として特筆されている(他の事項も含む)。
そのほか、資料6~11に関連する記述がある。
なお、資料12および『東京市史稿 上水篇』(多摩図書館所蔵 10/21C/4-9-1~5)には、記述はない。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 林業経済.行政.経営 (651 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 水道水源林100年史 / [東京都水道局水源管理事務所∥編] / 東京都水道局水源管理事務所 , [2002.3序] DT/651.1/5001/2002
- 【資料2】 水源林80年のあゆみ / 東京都水道局水源林事務所∥編 / 東京都水道局水源林事務所 , 1982 /02/51C/B
- 【資料3】 本多静六体験八十五年 / 本多静六∥著 / 大日本雄弁会講談社 , 1952 /2891/ホンタ
- 【資料4】 帝室林野局五十年史 / 帝室林野局∥編 / 帝室林野局 , 1939 /3172/78/39
- 【資料5】 東京府史 府会篇 第4巻 / 東京府∥編 / 東京府 , 1931.5 /10/31/12-10
- 【資料6】 東京営林局百年史 / 東京営林局百年史編纂委員会∥編 / 林野弘済会東京支部 , 1988.1 /02・65/3001/88A
- 【資料7】 東京都水道史 / 東京都水道局∥編 / 東京都水道局 , 1952 /10・51C/5051/1952
- 【資料8】 新多摩川誌 別巻[2] 統計・資料 / 新多摩川誌編集委員会∥編著 / 河川環境管理財団 , 2001.7 /10・51A/5004/5A
- 【資料9】 日原風土記 / [奥多摩町∥編] / 奥多摩町第六地区 , 1968 /94/23A/A
- 【資料10】 多摩のあゆみ : 小河内ダム 87号 / たましん地域文化財団 , 19970715 /タマノアユミ
- 【資料11】 水道公論 37巻6号通巻434号 2001年6月 / 日本水道新聞社 , 20010601 /スイトウコウロン
- 【資料12】 東京市水道水源多摩川流域森林調査第一報告書 / 東京市水道水源地調査嘱託員∥[編] / [東京市] , 1908.1序 T/10・46/3005/G1
- キーワード
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- 東京都
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000027690