レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年03月08日
- 登録日時
- 2007/04/06 11:36
- 更新日時
- 2007/05/01 15:49
- 管理番号
- 福井県図-20070308
- 質問
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解決
『蟇のうた』という詩集を書いた「をさ・はるみ」の略歴(生没年)が知りたい。
- 回答
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本名・長田智龍(ながた・ちりゅう)。鯖江市本町の真宗誠照寺派本山・誠照寺の関係者。生年月日は1906年2月24日、没年は不明
- 回答プロセス
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をさ・はるみ著『蟇のうた(詩集第29巻)』(H915/N2/3)の現物をあたるが、奥付に著者略歴等はなし。
ただし、著者兼発行人に「福井県鯖江市本町三丁目二の三八 長田晴覧」とあり。
同一の著者記号より『点晴(晴覧詩集第26号)』『再生者(詩集第28号)』『夕顔の里(詩集第30巻)』『夕映え(晴覧詩集第31号)』を所蔵していることが判明。
このうち最も新しい『夕映え』の奥付には著者が長田「智龍」とあり、「をさ・はるみ」=「長田晴覧」=「長田智龍」であることが推測される。
単著以外にも著作がないか探したところ、『福井詩集 1977年版』(福井詩の会)にをさはるみの詩として「大地のこえ」「オガム」の二篇が収載されており、末尾に「長田智龍 福井県鯖江市本町三丁目2の38 1906年2月24日生」との記載あり、やはり「をさはるみ=長田智龍」であることが判明する。
しかし、いずれの名前でも『福井県大百科事典』には立項なし。
おそらく「長田」の「長」を「をさ」と読んだものであろうが、NDL-OPACでは「長田 智竜 ナガタ チリュウ」とあり、「おさだ」ではなく「ながた」と読むのが正しいとみられる。
ちなみに鯖江市本町の同住所は、真宗誠照寺派本山の誠照寺の所在地。詩の内容からも、この寺に関連する僧侶と見られるが、『誠照寺史』には記載は見られなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289)
- 参考資料
- キーワード
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- をさ・はるみ
- 長田晴覧
- 長田智龍
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000034363