レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/08/02
- 登録日時
- 2007/12/01 02:11
- 更新日時
- 2007/12/28 14:50
- 管理番号
- 埼浦-2007-084
- 質問
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未解決
忍藩(オシハン)阿部家の家老職にあった川勝家について書かれた資料が見たい。
- 回答
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質問者調査済みの資料以外に、まとまった記述がある資料は見あたらず。多少の記述が散見される資料、及び関連する資料を回答プロセスにあげる。
- 回答プロセス
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『行田市史 下巻』
p91-92「阿部氏時代の人物(主なる家臣)」の節に、阿部家家老の川勝隆任(弥右衛門)の三男、高隆古について次の記述あり。「高隆古 阿部候の家老 川勝隆任、通称弥右衛門、号適斎の三男。」
p88-89 高隆古筆の絵と人物についての記述あり。
p153-160「忍城主阿部氏分限帳」(文化4年)に、川勝氏の記述は見あたらず。
※家老川勝隆任(弥右衛門)に関する記述は、上記以外に見あたらず。
『武州埼玉郡忍行田史料拾遺 2』(長谷川宏 1971)
p53-55「御家中御名附」の御家老に、「甲斐外記」「川勝監物」「斎田兵大夫」の名が見られる。
p3の史料解説の項によると、「御家中御名附」は、「文化四年の分限帳よりはやや古いかとも思われるが、年代は決定しかねる。職名が数回にわたって書きこまれ、訂正された形跡がある。」とのこと。
『忍藩主阿部家』(行田市立博物館 1999)
p60「藩士先祖書・親類書」二冊(阿部正靖氏所有,学習院大学史料館保管)の文書が掲載されており、解説によると、「阿部家家臣の先祖や親類を記したもの。全二一冊からなる。」との記述あり(参考として)。
『近世武家社会の形成と構造』(根岸茂夫 吉川弘文館刊 2000)
p262-328「忍藩阿部氏家臣団の形成」の章より
p298「また『御家旧記』によれば、正能が引き連れた家老は、富加須庄兵衛・甲斐外記・川勝弥右衛門の三名で、(略)川勝は政澄代から仕えており(略)」との記述あり。
※参考文献によると、『御家旧記』は、「公余附録」巻五所収とあり。
p307「表37 阿部家家臣団の出仕の際の寄親」に、川勝弥右衛門の名がみられる。
各検索システムによる検索の結果を次に挙げる。
自館目録を〈川勝 or 高隆古〉で検索したところ該当なし。
『埼玉雑索』を〈忍 & 阿部〉〈川勝 or 高隆古〉で検索したところ該当なし。
- 事前調査事項
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「分限帳集成」(埼玉県県民部県史編さん室 1987)「奥洲棚倉藩主阿部家文書」(学習院大学史料館 1977)「公余録 上」(吉川弘文館 1975)「公余録 下」(吉川弘文館 1976)「行田史譚」
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 参考資料
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- 『行田市史 下巻』
- 『武州埼玉郡忍行田史料拾遺 2』(長谷川宏 1971)
- 『近世武家社会の形成と構造』(根岸茂夫 吉川弘文館 2000)
- キーワード
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- 川勝(氏)
- 阿部(氏)
- 忍藩(オシハン)
- 郷土資料
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000039870