レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2002年03月
- 登録日時
- 2005/12/07 19:00
- 更新日時
- 2005/12/11 14:29
- 管理番号
- 県立長野-02-009
- 質問
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解決
7月20日は「海の日」だが、この由来に海軍は関係があるか
- 回答
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海軍とは関係はない。「海の日」は、明治9年明治天皇が東北巡幸から灯台視察船「明治丸」で帰ったことを記念したもの。明治丸は、明治7年工部省灯台局が建造した。
- 回答プロセス
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① 『今日は何の日』新訂版(PHP研究所編・発行 1999)に「海の日」の記述として〝明治天皇が1879年(明治9)の東北地方巡幸に際し、灯台巡視船・明治丸で青森から函館を経て、7月20日に無事横浜に帰着〟とある。海軍との関係ははっきりしない。
② 明治丸が海軍と関係があるか、調べることする。『国史大辞典 13』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1992)[210.03-4a-13]p746に「明治丸」の項があり、〝明治七年(一八七四)工部省燈台局が建造した燈台視察船〟とある。明治丸自体に海軍と関係のある旨の記述は見られない。
③ 『日本大百科全書 索引』(小学館編・発行 1988)[031-4b-索]で「明治丸」をひくと、『同 3』p241の「海の記念日」の項を参照とあった。〝軍艦によらず灯台視察船の汽船明治丸〟という記述から、海軍とは関係のないことがわかる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 歴史.世界史.文化史 (20)
- 参考資料
- キーワード
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- 海の日
- 明治丸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『なんでもきいてみよう』(県立長野図書館 平成14 第34集)収録レファレンス
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000025478