レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20030922
- 登録日時
- 2005/02/04 02:14
- 更新日時
- 2005/11/28 18:18
- 管理番号
- D2003F1844
- 質問
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未解決
画家石田楳窗(いしだばいそう:日本画家竹内栖鳳の弟子で、帝展〔今の日展〕に「凉月」という作品で入選したことがある)について知りたい。
- 回答
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石田楳窗については、『大日本書画名家大鑑』伝記下編(荒木矩編 第一書房 1975 昭和9年刊の複製
)p.2262に記載がありますが、「石田楳窗、明治十四年生、四条派画家、東京住」とあるのみです。また、『美之国』8(5) 1932.5 <雑33-41>所収「四月美術展批評」の中に「石田楳窗氏個展」(p.123)という短評が載っているものの、この中には楳窗の履歴を知るための手がかりは見当たりません。
帝展以外の出品歴については、『明治期美術展覧会出品目録』(東京文化財研究所編 中央公論美術出版 1994)、『大正期美術展覧会出品目録』(同前 2002 )により、以下の展覧会に出品していることがわかります。ただし上記目録では、日本絵画協会出品分については号の漢字表記が「梅窓」、作者住所は「滋賀」となっており、前出の『大日本書画名家大鑑』の記載とは異なります。また大正東京博覧会出品分は表記が「梅窗」になっています。
*日本絵画協会
第7回(1899):「深谷」(三等褒状)
第12回(1902):「清水の春」(一等褒状)
第13回(1902):「曙」(一等褒状)、「曙(二図)」「朝」「靜凉」「觀音」「春」「少女」「ばら」
第14回(1903):「野路の朝」
第15回(1903):「夏の朝」「夏の美人」「時雨」「月夜」「海上の月」
*大正東京博覧会(1914):「くれがた」
< >内は当館請求記号
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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〔調査済資料〕「支那風俗画譜」洪洋社 1932、「日展史 6 帝展 1」、「日本美術作品レファレンス事典 絵画編 近現代」日外アソシエーツ 1992
- NDC
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- 日本画 (721 9版)
- 参考資料
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大日本書画名家大鑑 伝記下編(荒木矩編 第一書房 1975 昭和9年刊の複製
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明治期美術展覧会出品目録 東京文化財研究所編 中央公論美術出版 1994
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大正期美術展覧会出品目録 東京文化財研究所編 中央公論美術出版 2002
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大日本書画名家大鑑 伝記下編(荒木矩編 第一書房 1975 昭和9年刊の複製
- キーワード
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- 石田楳窗(イシダ バイソウ)
- 画家
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000014407