レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20140612
- 登録日時
- 2015/02/13 18:56
- 更新日時
- 2015/07/03 18:58
- 管理番号
- 塩尻258
- 質問
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解決
十二支の漢字は、なぜ普通の漢字が使われていないのか(“牛”ではなく“丑”など)。その理由を知りたい。
- 回答
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【資料1】
『旧暦読本 : 現代に生きる「こよみ」の知恵』 (岡田芳朗 著 , 創元社, 2006.) p.175-175.
十二支はもともと音読みで動物とは関係のない一から十二までの記号にすぎず、覚えやすいように動物にあてはめた、という内容の記述あり。
【資料2】
『暦のからくり : 過去から学ぶ人生の道しるべ』 (岡田芳朗 著 , はまの出版, 1999.) p.54-56.
資料1と同じ著者で、同様の理由が書かれている。
【資料3】
『暦入門 : 暦のすべて (生活文化史選書)』 (渡邊敏夫 著 , 雄山閣, 2012.) p.125.
“故新城博士によると、十二支に動物の名を当てたのは、中国の戦国時代で、その目的は中国文化と正朔を周辺の未開民族に伝えるに当り、記憶と流行に便利なように、それぞれの月に多少縁故ある動物を借りて配当したものであるという。”
【資料4】
『学研漢和大字典』 (藤堂明保編 , 学習研究社, 1978) p.16.
“丑”の字をひいてみると、“殷代から十二支の二番目の数字に当て、漢代以後、動物・時間・方角などに当てて原義を失った。”とある。
- 回答プロセス
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暦の本をいくつか調べ【資料1-3】に理由が書かれてるのを見つけた。
漢和辞典で“丑”の字を引いてみたところ、上記のように書かれていた。他の字には同様の解説が書かれていないものもあった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 時法.暦学 (449 9版)
- 語源.意味[語義] (812 9版)
- 参考資料
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【資料1】 岡田芳朗 著 , 岡田, 芳朗, 1930-2014. 旧暦読本 : 現代に生きる「こよみ」の知恵. 創元社, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008419884-00 , ISBN 4422230212 -
【資料2】 岡田芳朗 著 , 岡田, 芳朗, 1930-2014. 暦のからくり : 過去から学ぶ人生の道しるべ. はまの出版, 1999.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002826409-00 , ISBN 489361276X -
【資料3】 渡邊敏夫 著 , 渡辺, 敏夫, 1905-1998. 暦入門 : 暦のすべて. 雄山閣, 2012. (生活文化史選書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023630505-00 , ISBN 9784639022404 -
【資料4】 藤堂明保編 , 藤堂, 明保(1915-1985). 学研漢和大字典. 学習研究社, 1978-04.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000575292-00 , ISBN 4051035034
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【資料1】 岡田芳朗 著 , 岡田, 芳朗, 1930-2014. 旧暦読本 : 現代に生きる「こよみ」の知恵. 創元社, 2006.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000167649