レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/06/30
- 登録日時
- 2004/12/28 02:21
- 更新日時
- 2007/03/10 11:04
- 管理番号
- 都立図事-2004003276
- 質問
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昭和20年の1年間に東京都内で発行されていた主要な地方紙で、発行部数の多いもの、東京都全体を対象に発行されたもの、特色のあるもの(地域限定でも可)を知りたい。
またこの新聞の原紙(マイクロも可)の所蔵機関、閲覧条件を知りたい。
- 回答
-
資料1のp.46に、「『都新聞』と『国民新聞』が合併、『東京新聞』となり東京ローカル紙的性格をもった」とあり。p.258の「ブロック紙」の項には、「全国紙と地方紙のあいだにある大型の新聞をブロック紙と名づけているが、きわめて便宜的である。ブロック紙というのは、一発行所で数県または一地方の大部分に販路をもっている規模の大きい新聞~」とあり、『東京新聞』を含む4紙が挙げられている。
p.260の「県紙(地方紙)」の項には、「この名称も便宜的なものである。語源は前述の戦時下の統廃合のさい、東京、大阪の二大都市を除いて一県一紙政策がとられたが、そのとき県代表紙として県紙の名が生まれたと思われる。」との記述がある。
資料2には、『東京新聞』を東京の地方紙とする記述がある。
資料3の新聞の項には、昭和20年当時の地方紙にあたる新聞の記述はなし。
以上のように、『東京新聞』が質問者が意図する「地方紙」と言えるものであるかは不明だが、『東京新聞』の当館の所蔵状況は以下のとおり。
東京新聞【マイクロ資料】 日本マイクロ写真 原紙の出版者:
中日新聞東京本社 所蔵1号(昭和17年10~12月)-760号(平成13年12月) ただし欠号多し。昭和20年は、10月と12月を除き各月に欠号があり、6月は全月欠号。
新聞社に原紙がないため欠号が埋まる見込みなし。当館の原紙の保存期間は、マイクロ資料の受け入れまでであり、昭和20年の原紙はなし。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (071 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 新聞学 / 稲葉三千男∥[ほか]編 . 第3版 / 日本評論社 , 1995.4 /0701/198A/95
- 【資料2】 地方別日本新聞史 / 日本新聞協会∥編 / 日本新聞協会 , 1956 /0702/13/56
- 【資料3】 江戸東京学事典 / 小木新造∥[ほか]編 . 新装版 / 三省堂 , 2003.3 RT/290.3/5046/2003
- キーワード
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- 東京都
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000013576