レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年09月26日
- 登録日時
- 2007/04/03 19:30
- 更新日時
- 2007/05/28 09:42
- 管理番号
- L06-011
- 質問
-
未解決
下記資料の所蔵調査…出版社、年代等詳細不明
(『赤谷線鉄道のあゆみ』巻末の参考資料一覧に記載されていたもの)
①赤谷鉱山沿革誌(杉原豊氏蔵)
②赤谷村史(杉原豊氏蔵)
③大正14年刊赤谷村案内(阿部弥右衛門氏蔵/杉原豊氏蔵)
④赤谷鉱山の概況(日鉄赤谷鉱業所発行)
- 回答
-
①②新潟県立文書館でマイクロフィルム所蔵。
※①「赤谷鉱山沿革誌」→正しくは「赤谷鉄山沿革史」と判明。
②「赤谷村史」→正しくは「赤谷村誌」と判明。
③所蔵不明(所蔵者の現居住家族に問合せた結果)
④ご希望年代(昭和40年以前)の概況は見つからず。
※ 昭和42年概況、平成3年概況あり。
(日鉄鉱業株式会社の子会社である鈴木産業㈱元社員の方が所蔵)
- 回答プロセス
-
地名事典や地方史関連の資料を調査。
→「赤谷」は、新潟県新発田市南東部の地区にあたり、
「赤谷鉱山」は経営元が官営八幡製鉄所、日鉄鉱業㈱、赤谷鉱産㈱と変遷している。
(『角川日本地名大辞典15 新潟県』ほか)
①~④NACSIS-Webcat、NDL-OPAC該当無し。
新潟県内の公共図書館、大学等の各OPAC該当無し。
国会図書館へ参考調査、所蔵無し。
①~④新潟県立文書館へ所蔵調査
→①②新潟県史編纂時に撮影したマイクロフィルム所蔵。
※『新発田市史』下巻 第3章内「赤田村の鉱業と官営鉄山」という稿が、
ほとんど『赤谷村誌』と『赤谷鉄山沿革誌』をもとに書かれたものとのご指摘あり。
③④所蔵無し。
③④新発田市立図書館へ所蔵調査
→③所蔵者は他界、現居住家族へ問合せたが不明との事。
④鉱業所閉鎖後、一部業務を日鉄鉱業の子会社である鈴木産業が現在操業中、
(※日鉄鉱業㈱HPより”関係会社”に鈴木産業㈱所在地:新潟県新発田市とある。)
同会社を通じて元社員の方から「昭和42年、平成3年概況」のコピーを頂く事が出来た。
『赤谷線鉄道のあゆみ』の参考文献となった昭和40年以前の概況は見つからず。
④日鉄鉱業株式会社へ問合せ
(※会社HPより”沿革”に「昭和14年~赤谷の各鉱山を引き継ぎ稼行」とある。)
→赤谷鉱業所廃止(昭和50年3月)後、赤谷鉱産㈱設立するも平成10年事業休止を経て、
現地を含め本社でも関連資料は現存せずと回答あり。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
-
-
『角川日本地名大辞典15 新潟県』(平成3年)
73頁「赤谷鉱山〈新発田市〉」の解説、巻末「新潟県参考図書目録」
- 『赤谷線鉄道のあゆみ』昭和40年10月1日発行(新発田市役所企画課)
- 『新発田市史(下巻)』 新発田市史編纂委員会編 1981年
- 『地域研究・郷土資料図書目録(中巻:中部・近畿篇)』 図書館流通センター企画編集室編 2001年
- 『日本歴史地名大系(新潟県の地名)』平凡社 1986年
- 『全国市町村史刊行総覧』名著出版 1989年
- 『地方史文献総合目録』阿津坂林太郎編 厳南堂書店 1970-1975年
- 『地方史研究必携』地方史研究協議会編 岩波書店 1985年
- 『日本史総覧 VI 近代・現代』今井尭ほか編 新人物往来社 1986年
- 日鉄鉱業株式会社HP http://www.nittetsukou.co.jp/
- 『日鉄鉱業株式会社創立拾年史』日鉄鉱業総務部総務課 1949年
- 『[日鉄鉱業]20年の記録/総合編・事業所編』 日鉄鉱業株式会社編 1960年
- 『四十年史』 日鉄鉱業株式会社編 1979年
-
『角川日本地名大辞典15 新潟県』(平成3年)
- キーワード
-
- 赤谷鉱山
- 赤谷鉄山
- 鉱業--新潟県
- 照会先
-
- 新潟県立文書館
- 新発田市立図書館
- 日鉄鉱業株式会社
- 国立国会図書館
- 寄与者
-
- 新潟県立文書館
- 新発田市立図書館
- 鈴木産業株式会社 元社員
- 備考
-
データベース登録後、②『赤谷村誌』について近畿大学様より下記情報をご提供頂きました。
『新発田100年の資料』 新発田市史編纂委員会編纂 野島出版 , 1975
上記文献のp.233-243に『赤谷村誌』(阿部豊多編輯 明治三十三年印刷発行)の翻刻が収録されていました。 記載はありませんが,全文のように思われます。
p.232には,「赤谷村誌の内容」(市立図書館蔵)として冒頭部分の写真が掲載されています。
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000034329