レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2005/07/19 14:13
- 更新日時
- 2009/04/22 14:46
- 管理番号
- 2005001
- 質問
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解決
年末に「第九」が歌われるようになったのは何故か。いつ頃からか。
- 回答
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日本で初めて第九が上演されたのは1918年(大正7年)で、徳島県鳴門市の板東俘虜収容所のドイツ人捕虜たちによって演奏された。
年末に第九が歌われるようになった理由ははっきりしておらず複数ある。
・昭和18年12月に東京音楽学校(現・東京芸大)で学徒出陣の壮行会で第九が演奏され、戦後の昭和22年12月30日に戦没者追悼のためにまた第九が演奏された。以後、東京芸大では毎年末に「第九」を演奏しつづけ、N響(NHK交響楽団)も年末に演奏するようになった。こうして昭和30年代に入ると「年末に第九」が一般化していった。
・ドイツでは大晦日の深夜に第九を演奏するケースが多く、それが日本に持ち込まれた。
・演奏者の他に多くの合唱団員を加えることのできる第九は多くの収入が見込まれるため、多くの楽団で年末に演奏された。モチ代。
- 回答プロセス
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「第九「初めて」物語」には、日本における第九の歴史が詳しく書かれている。
その他は、雑学関係をみた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 器楽合奏 (764)
- 参考資料
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第九「初めて」物語(横田庄一郎:著、2002年刊 朔北社)
知ってるようで知らない音楽おもしろ雑学事典(長田暁二:著、1999年刊 ヤマハニュージックメディア)
人に教えたくなる雑学の力509(2004年刊 日本文芸社)
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第九「初めて」物語(横田庄一郎:著、2002年刊 朔北社)
- キーワード
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- 第九
- 年末
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000023279