レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年9月4日
- 登録日時
- 2019/09/06 17:39
- 更新日時
- 2019/10/18 16:06
- 管理番号
- 2019-24
- 質問
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未解決
1 『天正陣実記』は県外在住でも閲覧できるか。
2 蔵書検索すると、『戦国軍記』信藤 英敏/編1981.12の副題が「元武弘徳明視録 天正陣実記」となっている。こちらに『天正陣実記』の全文が翻刻掲載されているか。
3 (小松史談会『小松史談』第13巻第2号(通巻40号)、昭和37年9月1日)の11頁下段に、「白坪は丁度敵の上陸地点であってあたかも橋頭堡(敵地の水辺に設けた味方の攻撃拠点)の如きものとなった(天正乱(ママ)実記)」とある。この部分(白坪に関する記述がある部分)の『天正陣実記』の記述を確認したい。
4 『天正陣実記』には、「先陣は猪狩川に着けば後陣は八幡白坪にひかえて、尺寸をも余さず」とある。この部分の記述も確認したい。
上記1について適当なものがなく、2記載の『戦国軍記』などに『天正陣実記』の全文の翻刻掲載があるとすれば、3と4の該当部分(及び奥書)の複写がほしい。
5 上記3の『小松史談』掲載の「宝寿寺現代百年史概説(上)」の著者である渡部実玄氏が、宝寿寺の当時の住職か知りたい。
- 回答
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1 当館には【資料1】~【資料5】がある。
そのうち【資料1】は最寄りの公共図書館を通じて貸出可。
【資料2】~【資料5】は貸出禁止のため、館内閲覧または郵送複写。
2 凡例には、「本書は、昭和44年に愛媛県立図書館所蔵本を借り、ノートしておいたのを底本とす。」とある。
底本は、当館所蔵の【資料2】であり、全文と思われる。
【資料1】の奥書には【資料2】の写しの記録がある。
3 不明
4 【資料1】p100
「先陣は伊我利川に着けるは、後陣は八幡山白坪に控えて尺寸の地も余さず」とある。
【資料2】p209
「先陣ハいかり(伊我利と添え書きあり)川に着けは後陣ハ八幡山白坪にひかへて尺寸の地も餘さず」とある。
【資料5】第14号p16
「先陣はいがり川に着けば、後陣は八幡山白坪にひかへて、尺寸の地をも餘さず」とある。
再度【資料1】の貸出後確認していただきたい。
5 『小松史談』第14巻第1号(通巻42号)の裏表紙の裏に会費納入の案内があり、送り先に「小松駅前宝寿寺 渡部実玄宛」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 【資料1】『戦国軍記 元武弘徳明視録 天正陣実記』 [信藤英敏] 1981 <当館請求記号:K204-8>
- 【資料2】『伊予史料叢書 第20集』天正陣実録(記) 長山源雄 19--(不明) <当館請求記号:K208-3-20>
- 【資料3】『天正陣実記 現代文訳』中萩古文書を読む会 1991 <当館請求記号:K208-76>
- 【資料4】『新居浜史談 第22巻第1号(平成8年1月)~第22巻第5号(平成8年5月)通巻246~250号』 天正陣実記 <当館請求記号:K214-7>
- 【資料5】『東予史談 第12号~第23号』天正陣実記 <当館請求記号:K214-7>
- キーワード
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- 天正陣実記
- 宝寿寺
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000261097