レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/01/25
- 登録日時
- 2018/01/27 00:30
- 更新日時
- 2018/01/27 00:30
- 管理番号
- 参調 17-0056
- 質問
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解決
複数の場所に自著を送りたい(献本したい)と考えている。
その場合、どこに送るにも使える封筒の表書きとして「寄贈」「贈呈」「謹呈」のうちどれが相応しいのか、それぞれがどう違うのか知りたい。
- 回答
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資料により調査。以下引用。
『大辞林 第3版/松村 明編 (三省堂)』
「寄贈」(主として学校などの公共性の高いところに)品物を贈ること。贈呈。
「謹呈」つつしんで物を差し上げること、物を贈るときなどに用いる語。
「贈呈」①人に物を贈ること。②公式の場などで、人に物を贈ること。(特に公式の場などで改まった気持ちで人に物を差し上げることをいう)
『日本語力を高める現代用字用法辞典/倉持 保男編(東京書籍)』
「寄贈」著書を母校の図書館に寄贈する。
「謹呈」後輩に著書を謹呈する。
「贈呈」永年勤続者に記念品を贈呈する
『これからの自費出版虎の巻/深川 昌弘(近未来社)』
第9章「本を差し上げる方法」より引用
“献本を表す用語としては、次の四つを用いるのが一般的でしょう。
①「寄贈」
②「献呈」
③「謹呈」
④「贈呈」
この中で、個人の方へ献本される場合は③の「謹呈」を、企業・団体(図書館)等へ献本される場合は①の「寄贈」を
使われることが多いでしょう。
また、ごくお親しい方に献本される場合は④の「贈呈」が一番フィットしているようにも思えます。”
書籍を寄贈する場合の封筒の表書きということで、贈答マナーやビジネスマナーに関する資料も合わせて調査したが
このような場合におけるマナーについての記述はみつけられなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 7版)
- 参考資料
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- 1 大辞林 松村/明?編 三省堂編修所?編 三省堂 2006.10 813.1/D
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2 日本語力を高める現代用字用法辞典 倉持/保男?編 東京書籍 2007.11 816.07/NI -
3 これからの自費出版虎の巻 深川/昌弘?著 近未来社 2010.5 023/KO
- キーワード
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- 献本
- 表書き
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000229216