レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/10/31
- 登録日時
- 2014/12/06 00:30
- 更新日時
- 2014/12/06 00:30
- 管理番号
- 滋2014-0077
- 質問
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解決
中米パナマの手芸モラについて知りたい。
- 回答
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『優しいモラキルト』によりますと、「モラとはパナマの先住民クナ・インディオの女性の民族衣装のことであり、テクニックの呼び名でもあります。ブラウスの前と後ろにつける逆アップリケ風に縫われたモラは、一見、複雑そうに見えますが、作ってみると簡単で、謎解きのようにおもしろく、色を次々と変化させていく楽しい手芸です。インディオの女性が作るモラは時代とともに変化しており、鮮やかだった赤がダークになったり、アップリケが多くなったりしています。」とあります。
また、『世界の民族衣装の事典』には、「モラはクナ語で衣服を表すが、今ではモラブラウスをモラといい、ブラウスの胸と背中に配される多重アプリケのパネルそのものもモラという。モラの図柄は身近な鳥、魚、動植物、日常生活の用具類、神話や伝説、キリスト教関係、テレビや映画の主人公、商標などあらゆるものを抽象化、デザイン化したもので、そこにはクナ族の精神生活や世界観が表れている。色彩は、赤、青、黄、オレンジ色などの原色が特徴であり、コントラストの強い配色を、基調色である赤と黒で引き締め、色鮮やかなモラの世界を作り上げている。」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 8版)
- 参考資料
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- 1 優しいモラキルト 中山富美子∥著 文化出版局 1996年 3-5942-ナ p.2
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2 世界の民族衣装の事典 丹野郁∥監修 東京堂出版 2006年 R-3831-タ p.380 -
3 モラ手芸 中山富美子∥著 日本放送出版協会 1995年 3-5940-ナ p.2 -
4 はじめてのモラ 中山富美子∥著 日本放送出版協会 2002年 G-5949-ナ 巻頭
- キーワード
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- パナマ
- モラ
- クナ族
- 手芸
- 民族衣装
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2110049-2401(守山市立図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000164088