レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年03月24日
- 登録日時
- 2008/12/04 02:10
- 更新日時
- 2015/08/24 12:30
- 管理番号
- 10-0A-200803-02
- 質問
-
解決
「父帰る」というタイトルのロシア小説があるか?
- 回答
-
「父、帰る」というロシア映画の存在は確認したが、原作はなく、脚本のみ。
脚本も当館の所蔵はなしと返答(邦訳があるかすら定かではない)。
- 回答プロセス
-
利用者によると、「父、帰る」というタイトルのロシア映画を見たので、その原作を探しているとのこと。
1.当館所蔵をフリーワード ”父帰る” で検索 → 菊池寛の小説と、ロシア映画のVHS「父帰る」が見つかる。
2.映画「父帰る」について検索。
インターネット キネ旬DBで、”父帰る” を検索、スタッフの欄に原作についての記載なし、脚本のみ。
[原題]Vozrashchenie
脚本: Vladimir Moiseyenko ウラジーミル・モイセエンコ
Aleksandr Novototsky アレクサンドル・ノヴォトツキー
3.国立国会図書館NDL-OPAC・NACSISWEBCATで、タイトル“父帰る”・“Vozrashchenie”で検索。
該当なし。 脚本の2名の原綴での著者検索も該当なし。
4. 商用データベース「e-レファレンス/ツール」文学全集綜覧・ 短編小説12万作品名目録・翻訳図書目録を “父帰る”“Vozrashchenie”で検索。
該当なし。脚本の2名の原綴での検索も該当なし。
5.CiNii (NII論文情報ナビゲータ)で、キーワード“父帰る”で検索。
ロシア小説・映画に関連した記事はなし。
6.商用データベース「MAGAZINEPLUS」(日外アソシエーツ雑誌論文情報)調査
キーワード“父帰る”で検索。
キネマ旬報 2004.9.上旬 に、「特集「父、帰る」父と息子の寡黙な旅を綴る、ヴェネチア国際映画祭を制した感動作」の掲載があり。
脚本者のデータはあるが、原作等についての記載なし。
(2008.12追加調査)
「外国映画原作事典」 日外アソシエーツにも記載なし。
(2015.8)
神戸市外国語大学学術情報センター様より、情報提供をいただきました。
・神戸市外国語大学学術情報センターで映画「父、帰る」パンフレット現物を確認すると、
原作はなく脚本のみのようである。
p.26に以下の記載があった。
「最初に用意されていた『父、帰る』の脚本は犯罪アクション色が強かったという。」
・IMSDb(The Internet Movie Script Database)(http://www.imsdb.com/)を確認
脚本の公開はなし。(2015.8.20確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- ロシア.ソビエト文学 (980 9版)
- 参考資料
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- キネマ旬報データベースhttp://www.walkerplus.com/movie/kinejun/ (2008.12.2確認)
- キーワード
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- 父帰る
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 商用データベース「e-レファレンス/ツール」は、2010年6月から「e-レファレンス・ライブラリー」(日外 人物・出版情報) に変更。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000049474