レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/01/20
- 登録日時
- 2010/01/05 02:32
- 更新日時
- 2024/03/30 00:33
- 管理番号
- M09060718322269
- 質問
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岡山県に残る「猿尾」について書かれている資料が知りたい。
- 回答
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資料①には,井原市の小田川にある猿尾について取り上げ,「…河川の治水のために築かれた堤防を猿尾と呼び,この猿尾が高瀬舟の船着場になっていることも多い。猿尾は本来,災害時の川除として築かれた「出し堤」で,水勢を弱めるためのものである。突先が川下に向いている構造が猿の尻尾に似ていることがその名の由来である。…」とある。資料②には,小田川に猿尾を一箇所作ってもらえるよう嘆願する内容の資料が掲載されている。また,資料③には,矢掛町内の小田川に残る高瀬舟の舟着場としての猿尾を取り上げており,猿尾の絵図をもとに,猿尾の利用や築造時期について記載している。さらに,資料④,資料⑤は備中松山藩が築造した高梁川の猿尾について取り上げている。なお,山陽新聞2007年4月9日の朝刊には,文化財今昔146として高梁市落合町近似の猿尾が紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 内陸水運.運河交通 (684 9版)
- 参考資料
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- 資料①井原市史編纂委員会編『井原市史Ⅰ 自然風土・考古・古墳・中世・近世 通史編』,井原市,2005,参照はp828 資料②井原市史編纂委員会編『井原市史Ⅲ 古代・中世・近世 資料編』,井原市,2003,参照はp521-522 資料③矢掛町史編纂委員会編『矢掛町史 本編』,矢掛町,1982 ,p617-622 資料④高梁市史(増補版)編纂委員会編『増補版 高梁市史 上巻』,高梁市,2004,p580-587 資料⑤赤木幹雄著『備中高梁川流域における河岸地の形成と構造』,岡山県総合文化センター作成,2000,日本工業大学大学院工学研究科博士前期課程建築科専攻1999年度修士論文の複製
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2009060718343122269
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000061589