レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/08/10
- 登録日時
- 2018/09/05 00:30
- 更新日時
- 2018/09/05 16:12
- 管理番号
- 6000041881
- 質問
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解決
豊中市内の銭湯の最盛期はいつで、どこに何軒あったか知りたい。
- 回答
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1. 『新修豊中市史 第7巻民俗』
「大阪府公衆浴場業環境衛生同業組合」の統計をもとにした記述がありました。
昭和35年に55軒だったものが、42年と43年には75軒となり、これ以後減少して平成11年には41軒となったとあります。住所の記載はありません。
2. 『大阪府公衆浴場業環境衛生同業組合員名簿 1990』(大阪市立中央図書館所蔵)
豊中支部の名簿あり。軒数は51軒でした。
3. 昭和33年、昭和45年、昭和55年に発行された豊中の『商工名鑑』
「浴場(公衆浴場)」の名称、代表者名、住所等が記載されています。
軒数は、昭和33年版: 42軒、昭和45年版: 79軒、昭和55年版: 66軒となっています。
以上のことから、断定はできませんが、これらの資料の記載から昭和40年代半ば頃が最盛期だったと考えられるのではないでしょうか。
- 回答プロセス
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○まず市の統計書と市史を調べた。
統計書には記載なし。
『新修豊中市史 第7巻民俗』のp.441に、銭湯の軒数の推移についての言及があるが所在地までは書かれていない。ここの記載は「大阪府公衆浴場業環境衛生同業組合(平成13年に大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合に改称)の統計によるとあったので、この統計を探した。
○大阪府の公式ウェブサイトで「大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合」をサイト内検索
「生活衛生営業の運営の適正化及び振興に関する法律に基づく大阪府認可団体について」というページに掲載あり。ここに「大阪府公衆浴場組合」ホームページのURLあり。このホームページでは豊中市の浴場一覧はあるが、統計データはなし。
『大阪府公衆浴場業環境衛生同業組合員名簿 1990』が大阪市立中央図書館に所蔵されていたので、借用して内容をみたところpp.82-83に「豊中支部」名簿があった。
○レファ協の類似事例を参照
「安城市の昔の銭湯について、店名および店数の推移を知りたい」(安城市図書情報館)
「昭和20年代の愛媛県内の公衆浴場を一覧できる資料があるか」(愛媛県立図書館)
いずれも、商工名鑑を参照していたことから、所蔵している豊中市の商工名鑑にあたった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 商業 (670)
- 参考資料
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- 『新修豊中市史第7巻』 豊中市史編さん委員会/編集 豊中市 (441)
- 『豊中商工名鑑昭和33年版 1958』 豊中商工名鑑編集委員会/編 豊中商工会議所 (215-217)
- 『豊中商工名鑑1970年版』 “伸びゆくとよなか"編集委員会/編集 豊中商工会議所 (487-490)
- 『豊中商工名鑑1980年版』 豊中商工名鑑編纂委員会/編集 豊中商工会議所 (438-440)
- キーワード
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- 銭湯(セントウ)
- 公衆浴場(コウシュウ ヨクジョウ)
- 風呂(フロ)
- 浴場(ヨクジョウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000241917