レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/06/17
- 登録日時
- 2020/07/03 00:30
- 更新日時
- 2020/07/16 14:49
- 管理番号
- 7594248
- 質問
-
解決
ドリル生産量について、世界の中で中国はどれくらいの生産割合を占めているか。
- 回答
-
ここでは、日本語および英語の資料などについて回答します。ご質問の中国におけるドリル生産量の対世界比率について、データを掲載する資料は見つかりませんでした。参考としてドリルを含む工作機械の生産量のデータを掲載する資料1とインターネット情報1、エンジンドリルの生産量のデータを掲載する資料2を紹介します。
【 】内は当館請求記号です。
データベースおよびインターネットの最終アクセス日は2020年6月12日です。
資料1
工作機械統計要覧 = Machine tool statistics handbook. 2019年. 日本工作機械工業会, 2019.7 【DT652-M1】
p.267に「(1)主要国・地域の工作機械需給(a)生産額(切削型+成形型)」の表が掲載されています。2009年から2018年(2018年は推定)までの国別生産額が記載されており、中国は期間中通して1位となっています。データの出典はGardner Business Media,Incです。なお、工作機械の定義については、日本工作機械工業会ホームページの「工作機械について」( https://www.jmtba.or.jp/machine )で紹介されており、ここでは「主に金属の不要な部分を削り取って所要の形状に作り上げる機械を工作機械と定義しています。ただし、日曜大工などで手に持って使う電動のドリルやグラインダなどは、工作機械に含めていません。」とあります。
インターネット情報1
Gardner Business Media,Inc.( https://www.gardnerweb.com/ ) > Gardner Intelligence >
World Machine Tool Survey( https://www.gardnerintelligence.com/report/world-machine-tool )
資料1のデータの出典元であるGardner Business Media,Incによる世界の工作機械の市場レポートです。2017年から2019年までのレポートは有料ですが、2016年のレポート( http://www.gardnerweb.com/cdn/cms/2016%20WMTS%20Report.pdf )はPDF(3.3MB)で公開されています。レポート中のp.6に2014年と2015年の生産額の国別データが掲載されており、いずれも中国が1位となっています。調査における工作機械の定義はp.2に記載されています。
資料2
世界市場規模マーケットデータ. 2014(2013暦年販売実績版). 日本マーケティングクリエーション, 2014.8 【YU7-L1104】
pp.58-59にエンジンドリル(鉄鋼用、木工用、およびオーガ用などの多目的機種(ドリル))が取り上げられており、2011年から2013年までの国別の市場規模および推移が掲載されています。なお、2015年以降の同タイトルにはエンジンドリルは品目として取り上げられていません。
(調査済み資料およびデータベース)
・世界市場規模マーケットデータ. 2019(2018暦年販売実績版). 日本マーケティングクリエーション, 2019.10 【YU7-M428】
・世界市場規模マーケットデータ. 2018(2017暦年販売実績版). 日本マーケティングクリエーション, 2018.10 【YU7-L2806】
・世界市場規模マーケットデータ. 2017(2016年販売実績版). 日本マーケティングクリエーション, 2017.9 【YU7-L2383】
・世界市場規模マーケットデータ. 2016(2015年販売実績版). 日本マーケティングクリエーション, 2016.9 【YU7-L1994】
・世界市場規模マーケットデータ. 2015(2014暦年販売実績版). 日本マーケティングクリエーション, 2015.7 【YU7-L1600】
・21世紀中国総研 編. 中国情報ハンドブック. 2019年版. 蒼蒼社, 2019.7 【GE341-M39】
・大阪マーケティング本部第二部 調査・編集. メタルプロセッシング・インダストリー関連市場の全貌. 富士経済, 2018.1 【DL425-M3】
・日本貿易振興機構 編. 中国データ・ファイル. 2016年版. 日本貿易振興機構, 2016.8 【DC157-L129】
・日本能率協会総合研究所中国市場調査室 編. 中国マーケティングデータ総覧.2014. 日本能率協会総合研究所, 2014.2 【DT191-C9-L1】
・Market share reporter: an annual compilation of reported market share data on companies, products, and services. Gale, Cengage Co. v. 30(2):[2020] 【Z61-F219】
・中国経済データハンドブック. 日中経済協会.2019 【Z41-6192】
・日中経協ジャーナル. (304):2019.5 日中経済協会 【Z3-B86】(304):2019.5、(293):2018.6 、(294):2018.7)(「日中経済産業白書2018/2019」「日中経済産業白書 2017/2018」を掲載する号を確認。)
・Asia market review. 重化学工業通信社 【Z3-2820】30(10)=715:2018.6.1 ~
32(10)=759:2020.6.1(毎号掲載される「産業アナライズ 機械」と「Country Reader 中国」を確認。)
・国立国会図書館オンライン ( https://ndlonline.ndl.go.jp/ )
・リサーチ・ナビ ( https://rnavi.ndl.go.jp )
・日経テレコン[当館契約データベース]
・EBSCOhost[当館契約データベース]
・Mergent Web Reports[当館契約データベース]
・Lexis Advance[当館契約データベース]
・ProQuest Central[当館契約データベース]
以下のレポートにインターネット情報1で紹介したGardner Business Media,Inc.の調査をもとにした2018年の工作機械の生産データの総額と解説が掲載されていますが、各国別の数値は掲載されていません。
タイトル Metalworking Machinery Manufacturing - Quarterly Update 9/30/2019
出版物のタイトル First Research Industry Profiles; Fort Mill, South Carolina
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
■資料による調査
・『日中経済産業白書2014/2015』
p.116-117 2008年~2013年における金属切削機械の生産額(推移)
2013年の主要国における金属切削機械(NC機)の生産額・消費額
→生産額はドイツ・日本に次ぐ第3位
p.121 2014年における世界の工作機械メーカー売上高トップ10(ドリルとは限らない)
→中国の会社が第2位・第4位に入っている
(その他参照した資料)
・『世界国勢図会2019/20』
・『世界の統計2020』
・『アジア主要国のビジネス環境比較』
・『ARCレポート2018/19中国』
■インターネット・データベースによる調査
・中国の10大重点製造業とトップ企業の現状と動向(科学技術振興機構)
p.137-「第4 章 中国の10 大重点製造業のトップ10 企業」
https://spc.jst.go.jp/investigation/downloads/r_2018_02.pdf
(その他参照したページ)
CiNii、J-STAGE、JETRO(日本貿易振興機構)、日経テレコン、日刊工業新聞記事検索
- NDC
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- 機械工作.工作機械 (532 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- ドリル
- 工作機械
- 生産量
- 中国
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 経済社会(レファレンス)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 公立図書館 図書館
- 登録番号
- 1000284075