レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20170927
- 登録日時
- 2018/03/26 00:30
- 更新日時
- 2020/04/09 09:17
- 管理番号
- 中央-2017-26
- 質問
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解決
全国各地で学校給食に採用されている郷土料理についてまとめた本はないか。
- 回答
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都立DBを<郷土料理><学校給食>のキーワードで調査したところ、資料1~4に全国の学校給食で採用された郷土料理が紹介されている。
資料1の付録(p.277-288)に「郷土料理」の項目があり、奈良県、静岡県等8県の郷土料理の「献立名」「調理法」等のほか、備考欄に由来や料理の特色等が記述されている。
例えば、奈良県の頁では、献立名「あすか鍋(飛鳥鍋)」、由来は「今から1300年ほど前に唐に使者から大和飛鳥の里に伝えられた唐風料理で牛乳仕立ての出汁を用い若鳥と野菜を取合せた鍋料理」とある。
資料2では、北海道標津町の「サケ・イクラ丼給食」、群馬県下仁田市の「こんにゃく給食」等、北海道から沖縄まで、郷土の食材を使った小学校の給食が43件紹介されている。
郷土の食材に触れるという食育の観点から、食材の由来等を説明している。
資料3は、長野県の学校給食の栄養士たちが、郷土料理への取り組みなどについて実践を綴った内容で、学校給食用の郷土食レシピ集も収録されている。
p.25-45「一 給食に取り入れている郷土料理」(第一章 地産地消の食文化で生きる力を育む)では、「かしゃっ葉焼き餅」や「すんき」「やたら」等が掲載されている。
資料4は、子どもたちに食と健康と地域の豊かさを伝えるために、栄養士、生産者等の活動をまとめたもので、地元の食材を使った給食等の全国38の例が掲載されている。
また、参考までにインターネット検索エンジン「Google」を<郷土料理><学校給食>で検索すると、以下の情報が得られた。(最終確認日:2018年2月4日)
「郷土料理等を生かした学校給食献立集(第5編)学習指導案・資料(小学校、中学校)平成25年度-学校給食週間中の行事 家庭・地域との絆を深める学校給食-」公益社団法人全国学校栄養士協議会
(http://www.zengakuei.or.jp/pdf/activites/h25_Kondate5.pdf)
地域の産物を活かした郷土料理の献立や郷土料理、地場産物を取り入れた全国の学校給食を紹介している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 学校経営.管理.学校保健 (374 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】全国小学校給食献立集 / 全国学校栄養士協議会/編 / 医歯薬出版 , 1966<3749/Z240/Z>
- 【資料2】NHK食べてニッコリふるさと給食 全国スローフード給食レシピ付き / NHK BS「食べてニッコリふるさと給食」制作班/編 / 東京書籍 , 2012.4<374.9/5210/2012>
- 【資料3】子どもたちを食の主人公に 地産地消の食文化で生きる力を育む / 新村洋史/監修 / 青木書店 2014.10<374.9/5254/2014>
- 【資料4】給食で育つ賢い子ども 全国おいしい学校給食マップ / 金丸弘美/著 / 木楽舎 , 2008.5<374.9/5125/2008>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000233228