総務庁統計局の統計などを見ても、1971(昭和46)年から1974(昭和49)年の出生数が多く、この時期を「第二次ベビーブーム」と称している。
この言葉がいつごろから使われ始めたかについて、新語辞典と新聞見出しで調査を行った。
1 新語辞典
1970年以降の『現代用語の基礎知識』を調査したところ、資料1に初めて「第二次ベビーブーム」が出てくる。
2 新聞見出し
戦後(1945-1999)年の朝日新聞の見出しが検索できる[朝日新聞戦後見出しデータベース]を<第2次×ベビーブーム>で検索すると、以下のような見出しがヒットした。
<赤ちゃんラッシュ>では、該当データはヒットしない。
なお、[朝日新聞戦後見出しデータベース]は、館内の「マルチ検索パソコン」で利用できる。
(1)「すべて記録ずくめ ベビーブーム 第二ラウンドへ」
1971.12.25 朝刊3面
(2)「高校進学 第二のベビーブーム 昭和50年代後半・・・都立で59校不足」 1972.01.07 朝刊20面
(3)「第二のベビーブーム本格化 出生15秒に1人 新婚28秒に1組 記録的」 1972.12.29 朝刊3面
(4)「第2次ベビーブーム 学校に迫る ピーク 小学生は5年後 中学は8年後」 1974.09.12 朝刊20面
(5)「ベビーブーム二世 入学控え悩み深刻 一都三県の実態」
1974.10.19 朝刊21面