レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年06月10日
- 登録日時
- 2017/01/28 16:44
- 更新日時
- 2019/07/30 18:02
- 管理番号
- 島根郷2015-06-001
- 質問
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解決
明治9年に前原一誠は「萩の乱」を起こして最後は島根県で捕まった。捕まったときの詳しいことがわかる当時の資料はないか。
- 回答
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当館所蔵資料より、下記の資料を紹介し回答。
資料1:「施政」の項目の10月31日~11月7日。11月1日に「山口県下賊徒暴動」により人員の派遣をおこなうが、同日石州路方面へ脱走のことが山口県より通報があり、管内に布達し警戒を行う。4日脱走者が小舟で出雲国神門郡宇龍港(現在の出雲市大社町宇龍)に到着したことを報じ、住民にも不審者に警戒するよう布達が出る。7日前原一誠・奥平謙輔らが宇龍港で捕縛され、松江に移送される。
「警保」の項目。11月29日に「山口熊本両県暴動余賊ノコトヲ管内ニ布達ス」として、逃亡者の名前を列挙する。21日間道や浦に見張り番を設け取り締まるように布達する。
「警保 附録」では11月1日浜田支庁からの急報に始まる島根県の動きを詳細に記述する。特に関係各所(山口県、広島鎮台など)との情報のやり取り、人の動きなどが詳細に書かれている。
資料2:島根県の行政資料(現在は島根県公文書センターに移管)。
10月31日、熊本県の神風連の乱の逃亡者について内務省からの通達を管内に告示する内容から始まる。。11月1日浜田支庁より急報「山口県下萩地賊徒暴動ノ事」がもたらされる。以下情報のやり取りや動向について逐次書かれているが、字がやや崩れており読みにくい。
資料3:p621-628に関係資料を載せる。「明治九年 萩の乱と前原一誠らの捕縛」(資料1の翻刻、山口県史料)、「明治九年 萩の乱につき島根県令の布達」(島根県布達)、「明治九年 長官御達留」(島根県警察文書)。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国地方 (217 8版)
- 行政 (317 8版)
- 参考資料
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【資料1】島根県歴史政治部 明治9年.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I069421695-00 (当館請求記号 092/1397/M9 ※貸出禁止資料) - 【資料2】巴城暴動一条 (島根県行政資料 県4-0-M9-1)
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【資料3】島根県警察史編さん委員会 編 , 島根県警察本部. 島根県警察史 資料編. 島根県警察本部, 1986.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001795602-00 (当館請求記号 郷貸出317.7/シ/3)
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【資料1】島根県歴史政治部 明治9年.
- キーワード
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- 島根県
- 萩の乱
- 前原一誠
- 宇龍港
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000207483