レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年04月12日
- 登録日時
- 2020/04/18 10:36
- 更新日時
- 2020/04/23 19:51
- 管理番号
- 県立長野-20-001
- 質問
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解決
埴科郡鋳物師屋村の村名の由来について知りたい。また、『長野県史 通史編 第6巻』p.279に記載の更級郡代村(更埴市八幡)浜三郎右衛門と鋳物師村との関係性がわかる資料があれば教えてほしい。
- 回答
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埴科郡鋳物師屋村の村名の由来について
・『角川日本地名大辞典 20 長野県』 角川日本地名大辞典編纂委員会編 角川書店 1990 【N293/20】 p.175
いもじや 鋳物師屋<更埴市>
「地名の由来は、鋳物師がいたことによると伝える」
鋳物師について
・『長野県史 通史編 第6巻』 長野県編 長野県史刊行会 1989 【N209/11-4/6】 p.277
「鋳物師は、鐘や半鐘をはじめ窯、鍋、鰐口そのほかの鋳物を鋳造する。」
浜三郎右衛門と鋳物師村について調査したが、関係性のわかる資料は見つからなかった。
- 回答プロセス
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1 『角川日本地名大辞典 20 長野県』と『日本歴史地名大系 20 長野県の地名』には鋳物師屋村の村名の由来について書かれていたがが、浜三郎右衛門との関係については書かれていなかった。
2 浜三郎右衛門について人名辞典等を調べるも、該当する資料は見つからなかった。
3 インターネットで「浜三郎右衛門」と検索すると、デジタルアーカイブ福井に著者名として確認できた。(https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/archive/da/detail?data_id=011-415844-0)〈最終確認2020.4.18〉
4 浜三郎右衛門が福井県と関わりがあったことがわかったので、『角川日本地名大辞典 18 福井県』や『日本歴史地名大系 18 福井県の地名』を見ると、鋳物師屋村ではなく、鋳物師村という村が福井県に2つ存在していた。一つは現在の敦賀市に鋳物師村(いもじむら)があり、もう一つは南条町に鋳物師村(いものしむら)があったようだ。しかし、浜三郎右衛門や更級郡代村(更埴市八幡)については記載されていなかった。
調査済み資料
・『日本歴史地名大系 18 福井県の地名』 平凡社 1981 【291.03/ニホ/18】
・『日本歴史地名大系 20 長野県の地名』 平凡社 1979 【N290.3/54】
・『角川日本地名大辞典 18 福井県』 角川日本地名大辞典編纂委員会編 角川書店 1989 【291.03/カド/18】
・『長野県更級郡誌 千秋社 1998 【N215/43】
・『更級郡誌』 更級郡役所編・刊 1914 【N215/2】
・『更埴市史 第2巻 近世編』 更埴市史編纂委員会編 更埴市 1988 【N216/49/2】
・『福井県史 通史編 3』 福井県編・刊 1994 【214/59/3-3】
・『福井県史 通史編 4』 福井県編・刊 1996 【214/59/3-4】
・『長野県人名鑑』 信濃毎日新聞社開発局出版部編 信濃毎日新聞社 1974 【N280.3/32】
・『長野県歴史人物大事典』 神津良子編 郷土出版社 1989 【N283/13】
・『更級郡・埴科郡人名辞書』 信濃教育会更科部会編 象山社 1978 【N280.3/2-1】
・『郷土歴史人物事典 長野』 古川貞雄編著 第一法規出版 1978 【N280.3/39】
- 事前調査事項
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『長野県史 通史編 第6巻』 第3章第2節1「農村手工業の発展」 p.279
- NDC
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- 日本 (291)
- 中部地方 (215)
- 参考資料
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「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編纂. 角川日本地名大辞典 20 (長野県). 角川書店, 1990. 【N293/20】
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002055045-00 , ISBN 4040012003 -
長野県 編 , 長野県. 長野県史 通史編 第6巻 (近世 3). 長野県史刊行会, 1989. 【N209/11-4/6】
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001996377-00
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「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編纂. 角川日本地名大辞典 20 (長野県). 角川書店, 1990. 【N293/20】
- キーワード
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- 鋳物師屋村
- 浜三郎右衛門
- 鋳物師村
- 信州学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000280723