レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月12日
- 登録日時
- 2012/02/12 23:49
- 更新日時
- 2020/09/25 18:23
- 管理番号
- 20120212-6
- 質問
-
解決
磐座(いわくら)について知りたい。
- 回答
-
以下の資料がみつかった。
<考古学辞典>
『歴史考古学大辞典』小野正敏 [ほか] 編 吉川弘文館 , 2007.3
本館請求記号: 210.025 - N71
p101 いわくら 磐座
「霊天降域、すなわち天から降臨する神を迎える神籬(ひもろぎ)のうち、石や岩で構築されたもので、全国に四百ヵ所以上知られる。(以下略)」
『日本考古学史辞典』斎藤忠著 東京堂出版 , 1984.9
本館請求記号: 210.02 - N71
p.51 磐座 いわくら〔用語〕 「本来『いわ』すなわち『いは』は、堅牢という意味で、または磐石そのものとも解される。堅牢なまたは岩石の座で、神のまします箇所をいう。(以下略)」
『日本考古学事典』 田中琢, 佐原真編集代表 三省堂 , 2002.5
本館請求記号:210.02 - N71
p.51 磐座・磐坂 いわくら・いわさか「磐座はその上に神を迎えて祭りを挙行する岩や石で、手で持てるほどの大きさから十数mのものまである。(以下略)」
<歴史辞典>
『国史大辞典』に次の情報があった。
いわくら 【磐座】
「わが国古代における石信仰の一つ。その名称は記紀および風土記などにみえ、同名を冠した延喜式内社や地名も認められる。神の座となる石で、神社建築の発生以前には神を随時、石や樹に招き降して祭を行なったもので、これには神の降臨にふさわしい比較的小形の石が選ばれた。この石が神の座として固定すると、石自身も神聖視されるに至ったものと思われる。考古学上から、磐座が明らかな形で認められるのは古墳時代に入ってからである。」
参考文献:
大場磐雄「磐座・磐境等の考古学的考察」(『神道考古学論攷』所収)
<図書>
CiNiiBooks「磐座」をキーワードで検索
https://ci.nii.ac.jp/books/search?advanced=false&l=ja&q=%E7%A3%90%E5%BA%A7 (2020/09/25 確認)
<雑誌記事・論文>
CiNii Articles 「磐座」をキーワードで検索
https://ci.nii.ac.jp/search?q=%E7%A3%90%E5%BA%A7&range=0&nrid=&count=200&sortorder=1&type=1 (2020/09/25 確認)
<関連団体>
イワクラ(いわくら)学会
http://iwakura.main.jp/ (2020/09/25 確認)
- 回答プロセス
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<コトバンク>
磐座(読み)いわくら 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
https://kotobank.jp/word/%E7%A3%90%E5%BA%A7-1271570[][]
「「磐座」の名称は記紀や風土記(ふどき)にみえ、本来、神のいる場所をたたえる語であった。やがて祭りに際して神の依り代(よりしろ)とされた岩石を特定してさすものと認識されるようになり、さらには石そのものを神体として祭祀(さいし)対象とするようになる。」
参考文献
大場磐雄著「磐座・磐境等の考古学的考察」(再刊限定版、『神道考古学論攷』1971・雄山閣)
- 事前調査事項
- NDC
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- 神衹・神道史 (172 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 國史大辭典 / 国史大辞典編集委員会編 第1巻 - 第15巻下. - 東京 : 吉川弘文館 , 1979.3-1997.4 (本館請求記号:210.033 - Ko53)
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神道史大辞典 / 薗田稔, 橋本政宣編 吉川弘文館 , 2004 ISBN:4642013407
p.94
- キーワード
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- 磐座(いわくら)
- イワクラ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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<リンク切れ(2020/09/25 確認)>
Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]で検索した。
磐座(いわくら)
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E7%A3%90%E5%BA%A7/ (2012/02/12確認)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000101453