レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年12月20日
- 登録日時
- 2020/03/24 16:14
- 更新日時
- 2021/01/22 15:48
- 管理番号
- 0-1-20161210-1
- 質問
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解決
①糸ぐるまと綿くり器(一宮ろくろ・実繰〔さねくり〕ともいう)について書かれている本。
②被布(ひふ)の縫い方が分かる本。
- 回答
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①以下の資料を紹介。
【糸車】
『結城紬 地機で織る Ⅱ』.一宮市博物館/編.一宮市博物館,1993,A586/ユウ
p.25 糸車の全体写真
『一宮の民具』.一宮市教育委員会/編.一宮市教育委員会,1980,A383/5
p.79 管巻(くだまき)の説明に写真あり。
管巻は「綿花から木綿糸を作るときの道具」「この器具をまいわともいった」と説明あり。
【一宮ろくろ】
『一宮の民具』.一宮市教育委員会/編.一宮市教育委員会,1980,A383/5
p.77 ろくろ 写真あり。「実綿の芯(種)を抜く器具で、綿くり車とか実くりともいわれた」。
「以前、川並奉行の許可をとって他所へろくろを販売して歩いた。」とあり。
『日本の民具 続』.礒貝 勇/著.岩崎美術社,1979,383.9/イソ/2
p.228 「一宮ロクロの話」 一宮はロクロの主要生産地であった。
『一宮市史 上巻』.一宮市役所/著.一宮市役所,1939,A273/14/1-1
p.1060~1061 間に一宮轆轤の写真あり。
p.1064 附 綿挽轆轤の項 詳しい説明あり。
『尾張名所図会 中巻』.岡田 啓/著.愛知県郷土資料刊行会,1970,A240/38/2
尾張名所図会後編 巻一 p.39 名産綿曳轆轤(めいさんわたひきろくろ)の項に説明文あり。
②【被布(ひふ)】について
着物の上に羽織る衣服で、現代では主に子どもの祝い着に使われている。
以下の資料に縫い方が載っていた。
『手づくりで、かわいい子どものキモノ』.福永 紀美子/著.PHP研究所,2013,593.1/フク
p.18、38、64-68
『かわいい布で作る子どものキモノ』.中山 麻子/著.PHP研究所,2008,593/ナ
p.14-15、20-21、62-67
- 回答プロセス
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②被布(ひふ)については以下の資料で言葉を確認した。
『広辞苑 第6版』.新村 出/編.岩波書店,2008,R813.1/コウ
p.2382 ひふ【被布、被風、披風】
「着物の上にはおる衣服。羽織に似るが、衽(おくみ)深く左右に合わせ、盤領(まるえり)のもの。
江戸末期より剃髪・総髪の茶人や俳人などが着用。のち婦人・子どもの外出用、
ついで洋風を加味して東(あずま)コートに変わった。」
『新撰きもの事典』.池田 喜政/編著 ほか.繊研新聞社,2012,R593.8/シン
p.113 ひふ【被布】 写真あり
「半コートのような外衣。(略)もともとは男性用で、江戸後期に茶人、俳人などによって多く用いられた。
文政年間(1818~30)の頃には女性にも広がり、明治期には子供用に普及した。現代では、主に三歳女児の
祝い着などに使われている。」
- 事前調査事項
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『衣服の百科事典』.日本家政学会/編.丸善出版,2015,R593.0/イフ
p.94 糸の作り方・糸車の写真
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383)
- 衣服.裁縫 (593)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000276459