レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年8月10日
- 登録日時
- 2019/01/19 10:12
- 更新日時
- 2019/02/18 10:52
- 管理番号
- 高松市1019-002
- 質問
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解決
香川に向田邦子さんが住んでいたと聞いたのですが、どこに家があったか、わかりますか?(旅行者一般男性)
- 回答
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向田邦子は、香川県高松市の、父の勤めていた生命保険会社の社宅に住んでいた。
場所は、玉藻城(高松城)のお濠隣り、現在でいうと、寿町交差点の角地。
※昭和16年(1941年)12歳~昭和17年(1942年)13歳の期間、高松市に居住。
- 回答プロセス
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1.「高松に住んでいたのか?」という疑問から始まり、
著作を調べると、向田邦子の著作『父の詫び状』の一節、「隣の匂い」の中に、
高松の社宅に住んでいたという記載があった。
2.郷土資料『香川県雑学読本 続』にも、転勤族の子だった向田邦子の様子が描かれている。
『向田邦子全集新版11』の年譜にも、記載あり。
昭和16年(1941年)12歳~昭和17年(1942年)13歳の期間、高松市に居住。
3.住んでいた時期が判明したので、昔の住宅地図も調べたところ、
『戦災前(1945年、昭和20年7月)の高松住宅地図』の中に、玉藻城(高松城)のお濠隣り、
現在でいうと、寿町交差点の角地に、向田邦子が住んでいた社宅の場所の記載があった。
※注※ この地図は、「戦災前の高松市住宅地図を復元する会」が、編纂したものであり、
1945年の戦災直前の住宅地図を復元する上で、
過去発行された資料「高松市住宅地図」「大高松市」「高松都市計画図」「航空写真」などを収集し、
復元図を作ったものである。
縮尺1/1500とし、高松市中心市街地を44のブロックに分割、
戦災前と現在を比較できる地図となっている。
4.この事実を、旅行者にお伝えした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 記録.手記.ルポルタージュ (916)
- 日本 (291)
- 参考資料
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- 向田邦子/著、『父の詫び状』、文春文庫 , ISBN 978-4-16-727701-7
- 阿津秋良/著、『香川県雑学読本 続』、丸山学芸図書 , ISBN 4-89542-139-2
- 戦災前の「高松市住宅地図を復元する会」/編著、『戦災前の高松市住宅地図(縮尺1/1500)復刻版』、四国建設弘済会
- 向田邦子/著、『向田邦子全集新版11』、文藝春秋 , ISBN 97846417803
- キーワード
-
- 向田邦子
- 高松
- 戦災前の高松市住宅地図
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000250377