レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年11月04日
- 登録日時
- 2016/11/17 11:59
- 更新日時
- 2016/12/04 10:53
- 管理番号
- 1320
- 質問
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解決
読んでいる時代小説の文中に「松風をきかせて」とあり、その意味を知りたい。茶室の話の箇所。
- 回答
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①『日本国語大辞典 第2版』(第7巻、第12巻)より、松風(ショウフウ)と松風(マツカゼ)のそれぞれの読み方で引いてみる。
松風(マツカゼ)と引いた箇所に、「茶の湯で、茶釜の湯のにえたぎる音をいう」と記述があったので、茶室の話の中に出てくる一節ということなのでこの意味ではないかと思われる。
②『茶道大辞典 新版』より、松風(まつかぜ)は「釜の湯の煮立つ湯相の音が松樹を抜ける音に似るところからいう。釜の六音の一つ。」と記述があった
- 回答プロセス
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1、『日本国語大辞典 第2版』(第7巻、第12巻)より、松風(ショウフウ)と松風(マツカゼ)のそれぞれの読み方で引いてみる。
松風(ショウフウ):松に吹く風。まつかぜ
松風(マツカゼ):①松の梢を吹く風
②薫物の名。種々の調合例がある
③千菓子の一つ
④茶の湯で、茶釜の湯のにえたぎる音をいう
2、松風(マツカゼ)と引いた箇所に、「茶の湯で、茶釜の湯のにえたぎる音をいう」と記述があったので、茶室の話の中に出てくる一節ということなのでこの意味ではないかと思われる。
3、『茶道大辞典 新版』より、松風(まつかぜ)は「釜の湯の煮立つ湯相の音が松樹を抜ける音に似るところからいう。釜の六音の一つ。」と記述があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (81 9版)
- 辞典 (813 9版)
- 諸芸.娯楽 (79 9版)
- 参考資料
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日本国語大辞典 第7巻: しゅんふ-せりお 第2版.小学館 , 小学館. 小学館, 2009.(813.2/ニ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064835321-00 , ISBN 4095210079 -
日本国語大辞典 第12巻: ほうほ-もんけ 第2版.小学館 , 小学館. 小学館, 2009.(813.2/ニ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064835281-00 , ISBN 4095210125 -
茶道大辞典.筒井紘一 編 , 井口海仙, 末宗廣, 永島福太郎 監修 , 筒井, 紘一, 1940- , 井口, 海仙, 1900-1982 , 末, 宗広, 1889-1977 , 永島, 福太郎, 1912-2008. 淡交社, 2010.(791.0/イ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010702594-00
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日本国語大辞典 第7巻: しゅんふ-せりお 第2版.小学館 , 小学館. 小学館, 2009.(813.2/ニ)
- キーワード
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- 一般書
- 松風
- 茶室
- 意味
- 辞典
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000199957