レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | さいたま市立中央図書館 (2210012) | 管理番号 (Control number) | 大宮西部ー1ー00005 | ||||
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事例作成日 (Creation date) | 2012年06月25日 | 登録日時 (Registration date) | 2015年10月27日 15時33分 | 更新日時 (Last update) | 2016年04月09日 10時49分 | ||
質問 (Question) | 漢文「先即制人、後則為人所制」の「即」と「則」について、両方とも「すなわち」と読むのに字が違うのはなぜか。 | ||||||
回答 (Answer) | 『漢文が読めるようになる』、『漢文の語法』、『漢文をどう読みこなすか』の3冊を案内した。 | ||||||
回答プロセス (Answering process) | ・『漢文が読めるようになる』幸重 敬郎/著 ベレ出版 2008年 →P16に、”「すなわち」と読む「即」と「則」”という項目があり、それによると、「即」は「すぐに」という意味で使われることが多いですが、ここでは「則」と同じ意味で条件を示します。との記述がある。 ・『漢文の語法』西田 太一郎/著 角川書店 1980年 →P197・198に、「或説沛公曰、(略)王関中。今則来、(略)」(史記、高祖本紀)の解説があり、「今則来」は漢書高祖紀では「即来」となっていて、「則」は「即」と同じであることがわかる。との記述がある。 ・『漢文をどう読みこなすか』鮑 善淳/著 日中出版 1986年 →P186・187に、”文を変え、重複を避ける”という項目があり、それによると、同じ字を重ねて出すのは、昔の人が文を作るのに忌み嫌ったものの一つである。そこで文章を書く時に前後の文に同じ字が重複して出現する情況にあうと、往々にしてその字を取り換えた。との記述がある。 | ||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) | |||||||
キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||
備考 (Notes) | |||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||
登録番号 (Registration number) | 1000182965 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |