レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年01月13日
- 登録日時
- 2012/01/13 10:57
- 更新日時
- 2012/08/30 13:50
- 管理番号
- 97-D-12
- 質問
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解決
仙貨居士について
- 回答
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(1)【資料1】p724~727に、「泉貨居士」という項目がある。
“兵頭太郎左衛門尉、諱は通正。始め京都の人で土居四郎勝正の七子、共に故あって、伊予鳥鹿野村鎌田城に居り、西園寺に仕えた。五男清兵衛の次男が通正である。(略)泉貨と号し、その庵を泉貨庵と云った。(略)強靭な紙の製法を発明した。(略)”
p723の「泉貨居士の墓」という項目には墓の白黒写真がある。
(2)【資料2】p1311~1312の「泉貨居士頌功碑」には、肖像と碑の白黒写真と碑文の読み下し文が掲載されている。
“我が国の昔から使用する紙として、丈夫であることで泉貨紙に及ぶものはない。これを作った人は、兵頭太郎右衛門尉道正であり、土居清兵衛尉の第2子である。(略)”
p1346~1357には泉貨紙の簡単な説明と、明治大正時代の泉貨紙の製造法を昭和47年に河野健一が記録した「泉貨紙考」が掲載されている。
(3)【資料3】p376には、「兵頭太郎右衛門 ひょうどう たろえもん」の項目がある。
“生年不詳~慶長二年(?~一五九七)戦国末期の武士・泉貨紙の発明者。諱〔いみな〕は道正、出家して泉貨と号した。(略)従来の和紙を重ね漉きし、泉貨紙を作りだした。(略)”
(4)【資料4】p512には、「兵頭太郎右衛門 ひょうどう たろうえもん」の項目がある。
“生年不詳~慶長二年(~1597)泉貨紙の創始者、泉貨居士と号す。(略)墓も頌功碑も野村町の安楽寺にあり、墓は県指定の史跡である。文化8年の肖像画もある。”
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- パルプ.製紙工業 (585 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 『野村郷土誌』 野村郷土誌編さん委員会/編集 愛媛県東宇和郡野村町中央公民館 1964年 <請求記号:K294.5 /3>
- 【資料2】 『野村町誌』 野村町誌編纂委員会/編集 野村町 1989年 <請求記号:K294.5 /31>
- 【資料3】『愛媛県百科大事典 下 (す~わ)』 愛媛新聞社愛媛県百科大事典編集委員室/編集 愛媛新聞社 1985年 <請求記号:R /K290 /63 /2>
- 【資料4】『愛媛県史 人物』 愛媛県史編さん委員会/編 愛媛県 1989年 <請求記号:K200 /31>
- キーワード
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- 仙貨居士 せんかこじ
- 仙貨紙 せんかし
- 兵頭太郎右衛門 ひょうどう,たろうえもん
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 事例出典『郷土資料に関する調査・相談事例集』 愛媛県図書館協会・愛媛県立図書館/編集 愛媛県立図書館 1997年
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000099732