レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年4月16日
- 登録日時
- 2009/09/25 10:45
- 更新日時
- 2016/01/13 19:03
- 管理番号
- M0004
- 質問
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解決
釧路・厚岸間(一般国道44号)の道路開通200年に関する資料を希望。
- 回答
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前幕領以前の松前藩領当時までは、厚岸地方に道路らしいものは、各番屋をつなぐ海岸沿いのアイヌのふみわけ道路程度のものもあったに過ぎない。幕府が東蝦夷地を直結した前幕領時代になって、初めて道路が開かれるようになりました。
釧路~仙鳳趾間(寛政11年・1799)、仙鳳趾~厚岸間(文化5年・1808)、厚岸~厚別間(享和2年・1802)の道路が開かれたことを記している。明治30年代になると、釧路~厚岸間の道路のうち、明治以前からあった昆布森~仙鳳趾~真竜の道路はほとんど使用されなくなった。その理由は明治33年に釧路~標茶間道路の沿線にある遠野から阿歴内~片無去~太田を通って真竜に通じる道路が完成され、釧路~根室間の道路として、もっとも利用されるようになったからである。現在の国道44号線となる道路は、明治40年を過ぎて、釧路~網走へ旧道を通り、別保太で分かれて、上別保~尾幌で殖民道路に接続した。大正6年11月になって、真竜から糸魚沢・茶内を通り別海に結ぶ道路ができて釧路~根室間の主要道路となった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 交通史.事情 (682 9版)
- 北海道地方 (211 9版)
- 参考資料
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- 『北海道建設年表』.高木正雄/編.高木正雄.2004.10.p31. (K510/T 資料コード:216580082)
- 『北海道交通史』.梅木通徳/著.北方書院.1950.8.p57. (K682/U 資料コード:211321055)
- 『厚岸町史 下巻』.厚岸町史編さん委員会/編.厚岸町.1975.2.p665-. (K292/A/2 資料コード:216548662)
- 『北海道の地名』.山田秀三/著.北海道新聞社.1984.10.p1484. (K290.3/Y 資料コード:216043127)
- 『標茶町郷土館報告 第8~10号』.標茶町郷土館/編.標茶町郷土館.1995.3-1997.p37. (K069/S 資料コード:214471999)
- 『北海道道路地図都市詳細図』 (地図)
- “一般国道44号 釧路-厚岸間道路 開通200年”.http://www.r44kushiro.jp/hensen.html(オンライン,2008.4.16)
- キーワード
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- 厚岸
- 釧路
- 一般国道44号
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000058303