レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/12/25
- 登録日時
- 2017/11/02 00:30
- 更新日時
- 2017/11/02 15:50
- 管理番号
- 所沢本-2017-019
- 質問
-
解決
愛宕神社の「愛宕」とはどのような意味か知りたい。
- 回答
-
火伏せ・防火の神といわれています。
以下の資料に記述があります。
〇『国史大辞典』 1 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1979年
〇『日本史大事典』 1 平凡社 1992年
〇『日本の神仏の辞典』 大島建彦/[ほか]編 大修館書店 2001年
- 回答プロセス
-
1、所蔵資料の内容確認
〇『国史大辞典』 1 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1979年
P226 「愛宕信仰」の項目に、
「主として火伏せの神(鎮火神)としての愛宕社に寄せる信仰。愛宕の名は、その祭神迦具土(かぐつち)が生まれるにあたって母神(いざなみ)尊を焼き死なしめた仇子であったことにちなむと俗説されているが、むしろもとは側面・背面を意味するアテに由来し、その神は境を守る神であったのではないかともいわれ、京都では王城鎮護のためにその西北の山上にまつられたものと考えられる。」と記載あり。
〇『日本史大事典』 1 平凡社 1992年
P173 「愛宕信仰」の項目に、
「京都愛宕山にまつられている愛宕神社を中心とする信仰。火伏せの信仰が中心である」と記載あり。
〇『日本の神仏の辞典』 大島建彦/[ほか]編 大修館書店 2001年
P27 「愛宕」の項目に、
「火伏せ・防火の神として広く民間で信仰されている。(中略)一般には火の神迦倶槌(かぐつちの)命を中心とした鎮火神としての信仰が篤い。」と記載あり。
2、記載のなかった資料
×『諸神・神名祭神辞典』 矢部善三/著 展望社 1991年
×『日本神話事典』 大林太良/監修 大和書房 1997年
- 事前調査事項
- NDC
-
- 宗教史.事情 (162 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
-
- 国史大辞典 1 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1979.3 210.033 4-642-00501-3
- 日本史大事典 1 平凡社 1992.11 210.033 4-582-13101-8
- 日本の神仏の辞典 大島建彦/[ほか]編 大修館書店 2001.7 162.1 4-469-01268-8
- キーワード
-
- 愛宕
- 火伏せ
- 迦具土
- 迦倶槌命
- 防火
- 鎮火神
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000224176