レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 堺市立中央図書館 (2210017) | 管理番号 (Control number) | 堺-2020-031 | ||||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2019年07月13日 | 登録日時 (Registration date) | 2020年07月12日 09時36分 | 更新日時 (Last update) | 2020年08月28日 13時14分 | ||||||||
質問 (Question) | 「原発性肺高血圧症」について知りたい。 | ||||||||||||
回答 (Answer) | 『病気がみえる vol.4』「特発性肺動脈性肺高血圧症(IPAH)」の項(P.261)に「原因となる疾患が認められないにもかかわらず、肺細小動脈が狭窄し、肺動脈圧(PAP)が上昇する。初期は症状が出現しにくいが、進行性であり、未治療の場合、予後は不良である。肺動脈性肺高血圧症(PAH)のうち、特発性PAH(IPAH)と遺伝性PAH(HPAH)は、従来「原発性肺高血症」と呼ばれていた疾患概念に相当する。」とあり、症状・検査法・治療法が掲載されていることを紹介し、合わせて『心臓・血管の病気』、『もう肺高血圧なんかで悩まない!』、『処方がわかる医療薬理学 2018-2019』を提供した。 (東図書館) | ||||||||||||
回答プロセス (Answering process) | |||||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||||
備考 (Notes) | まず、当館所蔵資料『家庭の医学』を調べると、「肺高血圧症」の項目のみで「原発性肺高血圧症」は確認できず。次に「原発性肺高血圧症」をキーワードに書誌検索すると、『血栓と循環』『CARDIAC PRACTICE』という専門雑誌(いずれもメディカルビュー社)の特集号が確認できたが、堺市未所蔵雑誌であり、協力貸出での提供が困難であった。 『今日の治療指針 2019』には、肺高血圧症のみ掲載、「原発性肺高血圧症」は事項索引になし。出版年を遡及し、調査したところ、『今日の治療指針 2014』の「肺動脈性肺高血圧症」の項(P.322)に、「従来の原発性肺高血圧症に相当する特発性(idiopathic PAH:IPAH)および遺伝性に加えて、膠原病、門脈圧亢進症、先天性心疾患によるassociated PAH(APAH)が、この群に含まれる、とあり、『今日の治療方針2012』では「原発性肺高血圧症」の項(P.297)があることを確認したのちに、「肺高血圧症」で書誌検索し、他館所蔵資料の内容を調査、『心臓・血管の病気』「肺動脈性高血圧症」の項(P.80)の注に「*1 原因不明の肺高血圧症として以前「原発性肺高血圧症」と呼ばれていたものをはじめ、膠原病に伴うものなどがある」との記述があることを確認。『処方がわかる医療薬理学 2018-2019』(P.133-138)に、肺高血圧症治療薬・症状についての説明があることを確認。『もう肺高血圧なんかで悩まない!』(P.56)に、「原発性肺高血圧症(現 肺動脈性肺高血圧症)」とあることを確認し、この資料を提供。 | ||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 言葉 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | ||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000284510 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |