レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年9月6日
- 登録日時
- 2019/09/14 16:23
- 更新日時
- 2020/10/02 13:13
- 管理番号
- 相大-R1-014
- 質問
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解決
江戸時代と明治初期の農地(水田・畑)の面積を知りたい。
- 回答
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資料によって数値が違っていたが、耕地面積は江戸時代初期で約200万町歩-約230万町歩、1716-1748年(享保・延享頃)約297万町、明治初期約320万町歩-約420万町歩という数値があった。江戸時代の田と畑を区別した資料は見つからなかった。
下記の資料を提供した。
『日本の歴史 近世・近現代編』
『日本経済史1 経済社会の成立』
『ビジュアル・ワイド江戸時代館』
『近世の新田村』
『数字でみる日本の100年 日本国勢図会長期統計版 改訂第6版』
『明治大正国勢総覧』
- 回答プロセス
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・江戸時代関連の書架で資料を探す。
『日本の歴史 近世・近現代編』 藤井譲治/編著 伊東之雄/編著 ミネルヴァ書房 2010 【s29914595 210.5】
p55「表3-2 全国の人口・耕地・実収石高の推移」に1600-1850年の耕地面積あり。
耕地 1600年 2065千町
1650年 2354千町
1700年 2841千町
1750年 2991千町
1800年 3032千町
1850年 3170千町
出所として『日本経済史1 経済社会の成立』とあり。下記資料にあたる。
『日本経済史1 経済社会の成立』 速水融(他)/編著 岩波書店 1997 【s19344035 332.1】
p45 1873年(地租改正時)田畑面積 323万4000町
p172 1598年(太閤検地) 田畑面積 206万5000町-230万町
1716-1748年(享保・延享頃)297万町 との記述あり。
『ビジュアル・ワイド江戸時代館』 大石学/編 小学館 2002 【s25298910 R210.5】
p263 全国耕地面積の推移の表あり。
江戸時代初め 164万町歩
18世紀初め 297万町歩
『近世の新田村』 木村礎/著 吉川弘文館 1995 【s31908353 210.5】
p3-4 記述の中から、耕地面積について以下の数字があった。
8世紀末 約100万町歩
16世紀末 約200万町歩
19世紀後半 約400万町歩
明治6年(1873年)約413万町歩
『数字でみる日本の100年 日本国勢図会長期統計版 改訂第6版』 矢野恒太記念会/編 矢野恒太記念会 2013 【s30955322 R351】
p178 表5-8 耕地面積
1905(明治38) 田2809千ha、畑2467千ha
『明治大正国勢総覧』 東洋経済新報社/編 東洋経済新報社 1975 【s05737424 R351】
p507 表517(内地)自作小作別田畑面積累年表より
明治36年末 田2,831,697町 畑2,434,473町
注:【 】は自館の資料コードと請求記
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 人口.土地.資源 (334 9版)
- 参考資料
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- 『日本の歴史 近世・近現代編』 藤井譲治/編著 伊東之雄/編著 ミネルヴァ書房 2010
- 『日本経済史1 経済社会の成立』 速水融(他)/編著 岩波書店 1997
- 『ビジュアル・ワイド江戸時代館』 大石学/編 小学館 2002
- 『近世の新田村』 木村礎/著 吉川弘文館 1995
- 『数字でみる日本の100年 日本国勢図会長期統計版 改訂第6版』 矢野恒太記念会/編 矢野恒太記念会 2013
- 『明治大正国勢総覧』 東洋経済新報社/編 東洋経済新報社 1975
- キーワード
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- 江戸時代
- 耕地
- 田畑
- 面積
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 歴史
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000261399