レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/12/18
- 登録日時
- 2015/02/18 18:29
- 更新日時
- 2015/04/04 17:10
- 管理番号
- 千葉市中央049
- 質問
-
解決
カラスウリの実は食べられるのか。
- 回答
-
カラスウリは、実や葉、根を食すことができる。
今回の調査では、カラスウリとキカラスウリについての事例が見つかった。
『からすうりのひみつ』では、「カラスウリの実は、赤く熟すとにがくなりますが、わかくて、まだ青い実は、塩づけやかすづけにしてたべることができます。」とある。
『食べごろ摘み草図鑑』と『実用つみくさ薬効料理』では、からすうりの一夜漬けの作り方と一夜漬けの写真が出ている。また、葉は下ゆでにしてゴマ和え、天ぷらや油炒めにするとあった。
さらに、『有用草木博物事典』では、
・飢饉の際にはカラスウリの塊根からでんぷんを取り、餅にしていた。
・塊根から取れたでんぷんを、粥に混ぜていた。
・キカラスウリは甘くそのまま食用となる。
・青く若い果実は塩漬けや粕漬けにする。
といった記述があった。
この他に、薬草事典や和漢方に関する事典などでも生薬として薬効とともに紹介されていた。
- 回答プロセス
-
①「からすうり」「烏瓜」で自館の業務端末を検索。所蔵資料を確認。
②①の検索で見つかったキーワード「つみくさ」「摘み草」を自館の業務端末で検索。所蔵資料を確認。
③「薬草」「漢方」「山野草」などの書架をブラウジングし現物を確認。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 被子植物 (479 9版)
- 薬学 (499 9版)
- 森林利用.林産物.木材学 (657 9版)
- 参考資料
-
-
真船和夫 文 , 下田智美 絵 , 真船, 和夫, 1916-2006 , 下田, 智美, 1969-. カラスウリのひみつ. 偕成社, 1997. (わたしの研究 ; 5)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002610023-00 , ISBN 403634630X (p.103) -
草川俊 著 , 草川, 俊, 1914-. 有用草木博物事典. 東京堂出版, 1992.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002207450-00 , ISBN 4490103255 (p.43-46) -
伊沢一男 著 , 伊沢, 一男, 1910-1997. 薬草カラー図鑑 1. 主婦の友社, 1990.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002031015-00 , ISBN 4079353057 (p.179-180) -
増田 和夫/監修 , 増田‖和夫. 薬になる植物図鑑 : 自分で採れる. 柏書房, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000410026-00 , ISBN 4760129979 -
篠原準八 著 , 篠原, 準八, 1933-. 食べごろ摘み草図鑑 : 採取時期・採取部位・調理方法がわかる. 講談社, 2008.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009696113-00 , ISBN 9784062143554 -
篠原準八 著 , 佐藤秀明 写真 , 篠原, 準八, 1933-. 実用つみくさ薬効料理 : 心身を養う、和食の原点. 三五館, 2014.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025565549-00 , ISBN 9784883206179
-
真船和夫 文 , 下田智美 絵 , 真船, 和夫, 1916-2006 , 下田, 智美, 1969-. カラスウリのひみつ. 偕成社, 1997. (わたしの研究 ; 5)
- キーワード
-
- からすうり
- 薬草
- 和漢
- 摘み草
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000167848