レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/05/24
- 登録日時
- 2005/09/10 02:10
- 更新日時
- 2009/06/09 16:17
- 管理番号
- 埼久-2005-032
- 質問
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解決
アメリカの黒人奴隷が宗教行事や音楽で使う太鼓を、回収・廃棄された事実はあるか。
- 回答
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太鼓の回収・廃棄の事実を記述した資料は見あたらなかった。太鼓を叩くことが禁止されていたとの記述は、複数の資料に見つかった。例えば、『ジャズ』(悠雅彦)と『独断と偏見のジャズ史』に、1775年にジョージア州が奴隷の太鼓・ラッパなど音量の大きな楽器類の演奏禁止を布告した、という記述あり。これらの資料を提供する。
- 回答プロセス
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ジャズ、アフリカ音楽、アメリカ黒人音楽など音楽関係の資料にあたり、回答した。
他に「黒人差別」「アメリカ黒人の歴史」などの観点から調査する方法もあることを伝えた。
- 事前調査事項
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情報源:ラジオ番組で聞いた。アフリカの土着音楽がジャズに変化していく中で、奴隷の反抗を恐れて禁止した側面と宗教弾圧の側面があるらしい。
- NDC
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- 器楽合奏 (764 9版)
- アメリカ合衆国 (253 9版)
- 参考資料
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- 『ジャズ』(悠雅彦 音楽之友社 1998)
- 『独断と遍見のジャズ史』(オーティツ・M.ウォールトン スイング・ジャーナル社 1975)
- 『深い河のかなたへ 黒人霊歌とその背景』(小川洋司 音楽之友社 2001)
- 『アフロ・キューバ音楽に於ける打楽器の起源と発達 太鼓物語』(フェルナンド・オルティス 音楽之友社 1979)
- 『ポピュラー音楽200年 フォスターからボブ・ディランまで』(青木啓 誠文堂新光社 1976)
- 『ブルース -アフリカ』(ポール・オリヴァー 晶文社 1981)
- 『ジャズ入門』(エドワード・リー 音楽之友社 1986)
- 『ジャズの歴史』(フランク・ティロー 音楽之友社 1993)
- キーワード
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- ジャズ-音楽
- アフリカン・アメリカン
- 奴隷
- アメリカ合衆国-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000023794