レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年12月27日
- 登録日時
- 2020/01/15 14:24
- 更新日時
- 2020/10/02 13:17
- 管理番号
- 相大-R1-018
- 質問
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解決
遣隋使・遣唐使の渡航費用・滞在費用等について知りたい。時期の特定はしない。
- 回答
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遣唐使については、延喜式により遣唐使の構成、下賜(出張手当)について定められていた。滞在費については、唐側がすべてまかなっていた。留学生についても、唐から支給された。その他に日本から持参した金品を充てた者もいた。遣隋使については、該当の資料が見つからなかった。
下記の資料を提供した。
『古典でたどる日本サラリーマン事情』 山口博/著 PHP研究所
『遣唐使船』 東野治之/著 朝日新聞出版局
『遣唐使』 森克己/著 至文堂
『遣唐使時代の日本と中国』 江上波夫/著 小学館
『日本古代の王権と王統』 篠川賢/著 吉川弘文館
『遣唐使』 東野治之/著 岩波書店
『遣唐使の見た中国と日本』 専修大学・西北大学共同プロジェクト/編 朝日新聞出版局
- 回答プロセス
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・Googleでキーワード“遣唐使 費用”を検索する。
いくつかの質問サイトがヒットし、参考文献として下記の2冊があった。
『古典でたどる日本サラリーマン事情』 山口博/著 PHP研究所 1988 【s04991980 210.0】
p50 遣唐使の出張旅費の表あり。1988年当時の現代での金額あり。
『遣唐使船』 東野治之/著 朝日新聞出版局 1999 【s16277469 210.3】
p17 「朝貢使であれば、中国に着いてしまうと、国内の旅行や滞在費はすべて中国がまかなってくれるという利点もある。」
p66 「使節の滞在費や旅行費を唐側が支弁する以上、(略)」といった記述あり。
・歴史関連の棚で探す。
『遣唐使 増補版』 森克己/著 至文堂 1966 【s10260743 210.3】
p70-71 唐での待遇についての記述あり。
p110-111 遣唐使出発の際の下賜(延喜式により)について記述あり。
p198-202 遣唐使派遣費についての記述あり。
『遣唐使時代の日本と中国』 江上波夫/著 小学館 1982 【s05624986 210.3】
p205-224 遣唐使船の構造、航路等についての記述はあるが、費用についてはなし。
『日本古代の王権と王統』 篠川賢/著 吉川弘文館 2001 【s21026919 210.3】
p130-150 「遣隋使の派遣回数とその年代」に遣隋使の派遣回数の考察はあったが費用等についてはなし。
『遣唐使』 東野治之/著 岩波書店 2007 【s31908627 S210.3】
p102-103 遣唐使の構成と手当の表あり。
p113-115 留学生に対して唐朝政府から支給された生活費についての記述あり。
『遣唐使の見た中国と日本』 専修大学・西北大学共同プロジェクト/編 朝日新聞出版局 2005
【s24681215 222.048】
p87-92 留学生の学費・生活費についての記述あり。
p89に入唐時に支給された手当の表あり。生活費については、唐から支給(期限あり)されたほかに、日本から持参した金品を充てた者もいたとの記述あり。
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 中国 (222 9版)
- 参考資料
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- 『古典でたどる日本サラリーマン事情』 山口博/著 PHP研究所 1988
- 『遣唐使船』 東野治之/著 朝日新聞出版局 1999
- 『遣唐使』 森克己/著 至文堂 1966
- 『遣唐使時代の日本と中国』 江上波夫/著 小学館 1982
- 『日本古代の王権と王統』 篠川賢/著 吉川弘文館 2001
- 『遣唐使』 東野治之/著 岩波書店 2007
- 『遣唐使の見た中国と日本』 専修大学・西北大学共同プロジェクト/編 朝日新聞出版局 2005
- キーワード
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- 遣隋使
- 遣唐使
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000272568