レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 県立長野図書館 (2110021) | 管理番号 (Control number) | 県立長野-16-084 | ||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2017年3月14日 | 登録日時 (Registration date) | 2017年03月11日 10時01分 | 更新日時 (Last update) | 2017年04月15日 10時03分 | ||||
質問 (Question) | ケルト神話のリアンノンについて詳しく知りたい | ||||||||
回答 (Answer) | 以下の資料を紹介。 1・2は物語中に主要人物の一人として登場する。3・4は「リアンノン」の項目をたて、解説している。 1 『マビノギオン;中世ウェールズ幻想物語集』 中野 節子/訳 JULA出版局 2000 【993.33/ナセ/】 この資料は内容紹介に、「ケルトのウェールズ地方の住人、カムリ人たちの言語文化の宝とされる物語集「マビノギオン」。ケルト文学の華であり、アーサー王伝説の原形を内包するといわれるこの物語集を、ウェールズ語原典復刻本をもとに初めて完訳したもの」と記載がある。 「マビノーギの四つの物語」に掲載されている「ダヴェド大公プイス」「スイールの息子マナウィダン」という2つの物語にリアンノンが主要人物の一人として登場する。また、後述3の資料「リアンノン」の項目にある「リアンノンの小鳥」については「カムリに伝わる四つの物語」のうち「キルッフとオルウェン」という物語のp186に登場する。 2 『マビノギオン;ケルト神話物語』 シャーロット・ゲスト/[英訳]著 原書房 2003 【993.33/ゲシ/】 この資料は内容紹介に、「マビノギと呼ばれる4編の作品をふくむ、吟遊詩人によって語り伝えられてきた中世ウェールズのケルト幻想物語集。アーサー王物語の原点ともいうべき作品をおさめる。アラン・リーの美しい挿絵と格調高い翻訳による決定版。」と記載がある。 1の資料と同様に「マビノギの四つの扉」に掲載されている「ダヴェドの王子プウィル」「リールの子マナウィダン」という物語にリアノン(この資料ではリアンノンがリアノンと表記されている)が主要人物の一人として登場する。 3 『世界女神大事典』 松村 一男/編 原書房 2015 【164.03/マカ/】 p359-361「リアンノン」の項あり。「名前の意味・神格・属性」「概要」(①プイスの妻『マビノーギ』第一話 ②マナウィダンの妻『マビノーギ』第三話 ③リアンノンの小鳥たち)「キーワード」 「参考文献」の掲載あり。 4 『ケルト神話』 池上 正太/著 新紀元社 2011 【164.3/イシ/】 p277-280「プイス/プウィル」の項・p281-284「リアンノン/フリアノン」の項 上記以外の調査済み資料 『ケルト文化事典』 ジャン・マルカル/著 大修館書店 2002 【388.3/マジ/】 p159「リアンノン」の項あるが、上記3の資料の方が詳しい記載がある。 | ||||||||
回答プロセス (Answering process) | 1 長野県立OPACで「リアンノン」検索するが、ヒットなし。「ケルト神話」で検索。数件ヒットした中に回答に使用した2と4の資料あり。 2 Googleで「リアンノン」検索。 「ケルト神話」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%88%E7%A5%9E%E8%A9%B1 この中の「ウェールズ神話」にリアンノンの掲載あり。月と馬の女神という記載あり。またウェールズ神話の主な資料は『マビノギオン』に収められたマビノギ四枝だという記載もある。 「マビノギ四枝」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%93%E3%83%8E%E3%82%AE%E5%9B%9B%E6%9E%9D マビノギ四枝( - しし)は、マビノギオンの中で最も有名な四つの物語であるとし、四つの物語の概要が掲載されている。参考資料として、中野節子 『マビノギオン―中世ウェールズ幻想物語集』 JULA出版局、2000年。ISBN 978-4882841937。の記載がある。 3 県立長野図書館OPACで「マビノギオン」検索。ヒットした資料を確認。2の参考資料 『マビノギオン―中世ウェールズ幻想物語集』中野節子も所蔵あり。内容を確認。「女神」で検索し、分類164の棚でブラウジング。回答に使用した3の資料を確認。 | ||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | 『スコットランド「ケルト」の誘惑 幻の民ピクト人を追って』 武部好伸/著 言視舎 『図説ケルトの歴史文化・美術・神話をよむ』 鶴岡真弓/著 河出書房新社 『絵で見る天使百科その由来から癒しの効果まで』 クリスティーン・アステル/著 原書房 | ||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||
備考 (Notes) | |||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 人物 | 質問者区分 (Category of questioner) | 図書館 | ||||
登録番号 (Registration number) | 1000211475 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |