レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/10/6
- 登録日時
- 2021/12/29 00:31
- 更新日時
- 2023/12/24 00:31
- 管理番号
- M21091412415050
- 質問
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「赤ずきん」の話の結末で狩人に助けられるストーリーではない絵本が読みたい。
- 回答
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①西村書店の『赤ずきん』では、赤ずきんが食べられたところで、物語が終わっている。
②講談社の『ペローの赤ずきん』でも、①と同様に赤ずきんが食べられたところで終わっていて、巻末に、「教訓」が記載されている。
③文化学園文化出版局の『赤ずきん』でも、①と②と同様に、赤ずきんが食べれられたところで終わっている。最後の挿絵は、お腹がふくれたオオカミが狩人に追いかけられる場面である。
④岩崎書店の『赤ずきん』では、狩人から助けられた後に、もう一度別のオオカミと出会うエピソードが追加されている。最初のオオカミの経験を活かし慎重に行動した結果、別のオオカミを退治して物語は終わっている。
⑤三起商行の『赤ずきん』でも、④と同様に、狩人から助けられた後に、もう一度そのオオカミと出会うエピソードが追加されている。退治の仕方にソーセージを使うところも同じである。
⑥岩崎書店の『あかずきんちゃん』では、オオカミをこらしめるのが、狩人ではなくて母親になっている。オオカミのお腹を縫うのも母親であるが、その後の展開は狩人に助けられるストーリーとだいたい同じである。
なお、①~③はペロー原作で、④~⑤はグリム原作であった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- ドイツ文学 (940 9版)
- 参考資料
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①サラ・ムーン『赤ずきん』 西村書店,1989,40p.
②シャルル・ペロー,エリック・バトゥー『ペローの赤ずきん』 講談社,2001,35p.
③ビアトリクス・ポター『赤ずきん』 文化学園文化出版局,2020,40p.
④グリム『赤ずきん』 岩崎書店,2012,36p.
⑤湯村タラ,武井直紀『あかずきん』 三起商行,1991,40p.
⑥ジョナサン・ラングレイ『あかずきんちゃん』 岩崎書店,1995,24p.
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①サラ・ムーン『赤ずきん』 西村書店,1989,40p.
- キーワード
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- 赤ずきん
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021091412402715050
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000309761