レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年11月25日
- 登録日時
- 2021/08/30 16:42
- 更新日時
- 2022/01/07 16:43
- 管理番号
- 埼久-2021-025
- 質問
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解決
1975年前後に読んだ低学年向けの物語の題名を知りたい。
「万博のようなものの入場者記念に、男の子とその家族が砂糖菓子のお城をもらった。持ち帰ってみると、そのお城にはお化けが住んでいた」という内容だった。お城を受け取る場面、帰宅後にお化けが出てくる場面に挿絵がある。表紙は、赤ではなく、青などの暗めの色だった。外国の物語だと思う。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
『おばけのビートおばさん』(フェラミークラ作 中村浩三訳 偕成社 1969)
p3「はじめに」に「チーローは、がっこうにあがったばかりの男の子ですが、ある日、おかしのはくらんかいで、きねんに、すてきなおかしのしろをもらいました。」「ところが、そのしろに、なんと、ビートおばさんという、小さなさとうだいこんのおばけが、すんでいたのです。」とあり。
p84-86「作者と作品について」に、作者はオーストリアの作家でヴェーラ=フェラ=ミークラとあり。
表紙は、青色を背景におばけと登場人物が描かれている。
- 回答プロセス
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1 参考図書を調べる。
2 自館目録を〈おばけ & 砂糖 & 出版年:1960-1980〉で検索する。
3 《本の検索 Web版児童図書総目録》(http://www.kodomo.gr.jp/ 日本児童図書出版協会)を〈おばけ & 発行年:1990以前〉で検索する。
4 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈おばけ & 城 & 児童書〉〈砂糖菓子のお城 & おばけ & 児童書〉で検索する。
《復刊ドットコム》(https://www.fukkan.com/ 復刊ドットコム)
「『おばけのビートおばさん』(ヴェーラ=フェラ・ミークラ)投票ページ」(https://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=35853)
投票コメントに「ある男の子がお菓子博覧会の10万人目の入場者になり、その記念にお菓子でできたお城をもらいました (原文ママ スペース1字)ところがそのお城には小さなさとうだいこんのおばけ'ビートおばさん'が住んでいたのです。。。。」とあり。
5 4の情報から資料を確認する。
〈その他調査済み資料〉
『物語の森へ 児童図書館基本蔵書目録 2』(東京子ども図書館編 東京子ども図書館 2017)
『キラキラ読書クラブ子どもの本702冊ガイド』(キラキラ読書クラブ編 住田一夢絵 玉川大学出版部 2014)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2020年11月25日。
- 事前調査事項
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《国立国会図書館サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国立国会図書館)でキーワード検索済み。
- NDC
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- その他のゲルマン文学 (949 9版)
- 参考資料
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- 『おばけのビートおばさん』(フェラミークラ作 中村浩三訳 偕成社 1969)
- キーワード
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- 児童文学-ドイツ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 児童
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000303864