レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/01/15
- 登録日時
- 2018/09/01 00:30
- 更新日時
- 2018/09/06 08:52
- 管理番号
- 千県中児童-2018-6
- 質問
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解決
2017年度のセンター試験「地理B」に出題された「小さなバイキングビッケ」はノルウェーが舞台ということだが、バイキングの話なのでデンマークの話だと思っていた。「小さなバイキングビッケ」について、原作の書名、著者名を知りたい。
- 回答
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当館所蔵の『小さなバイキングビッケ』(ルーネル・ヨンソン作 評論社 2011)の標題紙裏の原著奥付を確認したところ、『VICKE VIKING』by Runer Jonssonと書かれていました。
また、『小さなバイキングビッケ』のあとがきは訳者石渡利康によるもので、あとがきp230に「このようなおもしろいお話を書いたルーネル・ヨンソンさん(1916年~2006年)は、スウェーデンの作家です。(中略)スウェーデン語で書かれた「バイキングのビッケ」シリーズは全部で6さつあり、ドイツ語、フィンランド語、デンマーク語、ノルウェー語、オランダ語、英語、スペイン語など、たくさんの言語に訳されています」とあります。
『児童文学者人名事典 外国人作家編』(中西敏夫編 出版文化研究会 2000)のJonsson,Runer(ルーネル・ヨンソン)の項(p191)にスウェーデンの作家として紹介されています。『小さなバイキングビッケ』は『小さなバイキング』(Vicke Viking)として紹介されています。
なお、国立国会図書館ONLINE(https://ndlonline.ndl.go.jp)で、『Vicke Viking』を検索したところ、『Vicke Viking』ほかシリーズ6冊を所蔵しているようです。
(インターネット最終アクセス:2018年5月26日)
- 回答プロセス
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(1)『小さなバイキングビッケ』の奥付を確認。
『VICKE VIKING』by Runer Jonssonとあり。当館には『VICKE VIKING』は所蔵なし。
『小さなバイキングビッケ』のあとがきは訳者石渡利康によるもので、あとがきp230に「このようなおもしろいお話を書いたルーネル・ヨンソンさん(1916年~2006年)は、スウェーデンの作家です。(中略)スウェーデン語で書かれた「バイキングのビッケ」シリーズは全部で6さつあり、ドイツ語、フィンランド語、デンマーク語、ノルウェー語、オランダ語、英語、スペイン語など、たくさんの言語に訳されています」とある。
(2)事典を確認
『児童文学者人名事典 外国人作家編』(中西敏夫編 出版文化研究会 2000)のJonsson,Runer(ルーネル・ヨンソン)の項(p191)にスウェーデンの作家として紹介されている。『小さなバイキングビッケ』は『小さなバイキング』(Vicke Viking)として紹介されている。
(3)国立国会図書館ONLINEで原著を探す
国立国会図書館ONLINEで、『Vicke Viking』を検索したところ、『Vicke Viking』ほかシリーズ6冊を所蔵している模様(http://id.ndl.go.jp/bib/023918660)。言語は「swe」とあり、スウェーデン語。
- 事前調査事項
- NDC
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- その他のゲルマン文学 (949 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『小さなバイキングビッケ』(ルーネル・ヨンソン作 評論社 2011)(0600435917)
- 【資料2】『児童文学者人名事典 外国人作家編』(中西敏夫編 出版文化研究会 2000)(0600435917)
- キーワード
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- 児童書(ジドウショ)
- 児童文学(じどうぶんがく)
- ヨンソン,ルーネル(ヨンソン ルーネル)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 児童書
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000241731