レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年9月11日
- 登録日時
- 2021/11/12 14:16
- 更新日時
- 2021/12/06 16:41
- 管理番号
- 武蔵浦和-1-00135
- 質問
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解決
『金瓶梅』についての研究書を読みたい。
併せて(金瓶梅が含まれる)中国の白話文学についても知りたい。
- 回答
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回答プロセス欄中の〇がついている資料を提供した。
- 回答プロセス
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・「金瓶梅」で検索し、一覧から下記をリクエスト
〇923.5『金瓶梅研究』 荒木猛/著 佛教大学 2009 埼玉県立図書館から借用して提供。
〇923.5『四大奇書の研究』 小松謙 汲古書院 2010 埼玉県立図書館から借用して提供。
〇923.5『中國白話文學研究』 汲古書院 2016 国立国会図書館から借用して提供。
・そもそも『金瓶梅』とは何か調べる。
〇R920『中国学芸大事典』近藤春雄/著 大修館書店 1980
p.151 きんぺいばい
明の長篇小説。百回。作者は不明であるが、山東方言の使用からは山東の人の作と
考えられる。16世紀の終わりから17世紀の初めにかけて成立し、はじめは写本で
流布したが、万暦38(1610)年ごろ蘇州で初版が刊行された。以下略。
・中国文学の研究文献に関する参考図書を調べる。
×R920.31『中国文学研究文献要覧 近現代文学1978~2008』藤井省三/監修 日外アソシエーツ 2010
〇R920.31『中国文学研究文献要覧 古典文学1978~2007』川合康三/監修 日外アソシエーツ 2008
p.582~589 金瓶梅 の研究に関する図書、雑誌論文が載っている。
〇923.5『金瓶梅(中公新書)』日下翠/著 中央公論社 1996
金瓶梅の描写、登場人物、「金瓶梅」研究、性描写についてなどの内容。
・リサーチ・ナビで検索 “金瓶梅”→すでに調査経過の上に出ている本が挙げられていた。
・CiNiiで検索 “金瓶梅”&本文あり → 135件ヒット
しかし、「金瓶梅」全般というより、「金瓶梅」の細かいことについての論文が
ほとんどである。
〇222.05『『清明上河図』をよむ』伊原弘/編 勉誠出版 2003
p379に語句索引あり。5か所に出ている。
〇923.5『宋明清小説叢考』沢田瑞穂/著 研文出版 1982
p196「『金瓶梅』の研究と資料」
p205「随筆金瓶梅」
巻末に語句索引あり。
△920.4『藝文おりおり草』奥野信太郎/著 平凡社 1992
p.199~206 「金瓶梅」おぼえ書 ←紹介くらいの内容。
〇920.4『語りの文学』清水茂/著 筑摩書房 1988
p.106~129 『金瓶梅』における人間性
〇920.2『中国文学館』黎波/著 大修館書店 1984 ←内容は短い。
p280~286 「金瓶梅」
p287~292 「明代の白話短篇小説」
〇920.2『中国小説の歴史的変遷』魯迅/著 凱風社 1987
p111~「第五講 明代小説の二大主潮 二、世情を述べたもの」
〇920『中国文学を学ぶ人のために』興膳宏/編 世界思想社 1991
p144 感情の率直な表現について
p242~「三 小説史の諸問題 白話小説の二つの層」
〇923.5『中国の五大小説(下)』井波律子/著 岩波書店 2009
p123~「金瓶梅」
- 事前調査事項
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『金瓶梅-天下第一の奇書-』 日下翠/著 中央公論社 1996 → 読んでいるとのこと。
『中国の五大小説 下』 井波律子/著 岩波書店 2009 → 読んでいるとのこと。
『中国四大奇書の世界-『西遊記』『三国志演義』『水滸伝』『金瓶梅』を語る-』 懐徳堂記念会/編 和泉書院 2003 → その場で予約
- NDC
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- 小説.物語 (923 10版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000307541