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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000192207
提供館
(Library)
岡山県立図書館 (2110029)管理番号
(Control number)
M15021716370241
事例作成日
(Creation date)
2015/02/17登録日時
(Registration date)
2016年05月15日 00時30分更新日時
(Last update)
2019年03月31日 00時30分
質問
(Question)
就実高校の建学の精神である「去華就実」の原典がどこにあるのか知りたい。
明治41年の「戊申詔書」の一節、“華ヲ去リ実ニ就ク”に由来すると言われているが、他校の校名の由来や年号がそうであるように、中国の古典から引用されているのではないか、と考えている。
回答
(Answer)
①『就実学園百年史』には、「戊申詔書」の一節の「「華ヲ去リ実ニ就ク」ということばを漢文に直して「去華就実」と記したものと言われている。」と記載あり。

②の石田省三著「「去華就実」の由来と展開」という論文によると、①に対して著者はこの成句が「戊申詔書」以前に遡るのではないかと考え、検証している。
その論文の中で、根拠として、③芳村弘道著の「「去華就實」の出典」に、「去華就実」という成句が「中国の古典に古くからあらわれていることを検証されて」おり、「『唐宋八大家文読本』の自序であろう」とされている。
「その後、芳村弘道先生より「四庫全書」中から新たに十九の使用例が見つかったとご教授をいただいた」とあり、四例をあげていた。
その用例の内、余靖(よせい)『武渓集(ぶけいしゅう)』巻五「詔亭記」には、「太守曰、吾以敦朴化人、無事於侈、可去華就實」ということばがある。『武渓集』巻五「詔亭記」は北宋時代に著わされており、十一世紀中頃まで遡ることができる。

③ ②の根拠とされた芳村弘道著の『「去華就實」の出典』という論文によるものとされているため、雑誌を確認したところ、p3に「「去華就實」は、「清の沈徳潜(一六七三~一七六九)が編した『唐宋八大家文読本』の自序(乾隆十五年、一七五〇年撰)に見出せるのである。」とあった。


④「唐宋八大家文読本」については『唐宋八大家文読本 一(新釈漢文大系70)』のp9-11に、「去華就實」の成句があった。当館には『武渓集』の所蔵がなかったため確認ができなかった。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
詩歌.韻文.詩文  (921 9版)
参考資料
(Reference materials)
①就実学園『就実学園百年史』就実学園.岡山.2005.573p.参照はp8-9.
②石田省三「「去華就実」の由来と展開」 雑誌『吉備地方文化研究』第21号.就実大学.岡山.2011.2 p99-131 参照はp99、p109-114
③芳村弘道「「去華就實」の出典」雑誌『なでしこ』第22号.就実女子大学日本文学会.岡山.1993.7 p1-5
④『唐宋八大家文読本 一(新釈漢文大系70)』明治書院.1978.489p.参照はp9-11
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
M2015021716385270241
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
全年齢
登録番号
(Registration number)
1000192207解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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