レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年12月20日
- 登録日時
- 2021/05/26 12:01
- 更新日時
- 2021/07/22 11:06
- 管理番号
- 20171220ー002
- 質問
-
未解決
山頭火「ふるさとちかい空から煤ふる」の煤の原因となる工場はなにの工場か?
- 回答
-
当時の防府で煤を出していた可能性として、塩業、窯業、その他工場(防府市史 通史Ⅲに主要工場一覧ありp243(大正9年頃)p256(昭和11年頃))がある。それ以外であれば、鉄道(汽車)なども考えられる。
初出の昭和5年に詠んだ句であることから下関の空とも考えられる。当時下関では造船鉄工、石炭業等の工業が発展してきており、それらの工場が見られたことが考えられる。
- 回答プロセス
-
「定本山頭火全集 第2巻」に昭和5年11月20日は下関、昭和7年8月27日には川棚温泉にいることがわかる。
- 事前調査事項
-
「ふる郷ちかい空から煤がふる」昭和5年11月20日日記初出、同句11月21日書簡、「ふる郷ちかい空から煤ふる」三八九2巻(昭和6年)、「ふるさとちかい空から煤ふる」雑誌「松」10月号(昭和7年)、同句昭和7年8月27日日記と複数回出てくる。
- NDC
-
- 作品集 (918)
- 中国地方 (217)
- 中国地方 (217)
- 参考資料
-
- 『定本山頭火全集 第2巻』 種田山頭火/著 春陽堂 1972年 (KH918.6タ2)
- 『防府市史 通史Ⅲ』 防府市史編纂委員会/編 1998年 (KH217.7ホ)
- 『下関市史 市制施行以後』 下関市市史編修委員会/編 1958年 (K217.7シ)
- キーワード
-
- 種田山頭火
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000299298