レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月26日
- 登録日時
- 2019/10/26 17:54
- 更新日時
- 2021/03/22 11:52
- 管理番号
- 吹-40-2020-001
- 質問
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解決
筒井康隆(つつい やすたか)と中村とうよう(なかむら とうよう)が「レスポール」を巡って論争をしたらしい。両者が書いた文章など事の流れを知りたい。筒井康隆の著作にあるのではないかと思う。
- 回答
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(1)『筒井康隆全集 22 美芸公 腹立半分日記』(筒井康隆/著 新潮社 1985.1)
p235~p236「腹立半分日記」1977年7月26日の項
p334~p335「楽しき哉地獄 5 ジャンル-専門と専門家」
(2)雑誌記事タイトル:「エレキ・ギターの歴史(2)」
著者:中村とうよう
掲載雑誌:ニューミュージックマガジン 1979年6月号
発行年:1979
- 回答プロセス
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質問者によると、「レスポール」を巡っての論争とは、筒井康隆の「レスポールの音」という発言を受けて、中村とうようが「ギターのレスポールとギタリストのレスポールを勘違いしている」と指摘したことに対し、筒井康隆が「ギブソン(エレキギター)のレスポールくらい知っている」と反論したものであり、両者が雑誌や著作でどのように言っているのか、実際の文章を読みたいとのこと。
当館の検索機でキーワード「筒井康隆 中村とうよう」「筒井康隆 レスポール」「中村とうよう レスポール」で検索したが、情報を得ることはできなかった。
筒井康隆について書かれた図書や筒井康隆のエッセイの内容を確認したが、索引や目次から見当をつけることができず、詳細に内容を確認することと並行して、インターネットでも情報を集めることにした。
上記と同様のキーワードで検索したところ、筒井康隆展トーク&オークションイベント「わたしの筒井康隆」1(最終確認2020.6.22)というイベント参加者のブログを見つけた。このイベントは、2018年11月3日に世田谷文学館で開催されたものであり、「レスポールをめぐっての中村とうよう氏との一件」についての質問があったことが記載されていた。
上記のイベントを開催した世田谷文学館に、図録など当日の資料に「レスポールをめぐっての中村とうよう氏との一件」について記載がないか問い合わせたところ、下記の資料に記載がある旨回答をいただいた。(回答原文のまま)
1)「腹立半分日記(1977年7月26日の項)」
【初出】1977.10 《面白半分》
【著書】『筒井康隆全集 22 美藝公 腹立半分日記』p235
2)中村とうよう 「エレキ・ギターの歴史(2)」
【初出】1979.6 《ニューミュージックマガジン》
3)「楽しき哉地獄 5 ジャンル-専門と専門家」
【初出】1980.7 《SFアドベンチャー》
【著書】『筒井康隆全集 22 美藝公 腹立半分日記』p334
当館の検索機で上記資料の所蔵を検索し、回答(1)を提供した。
また、回答(2)については、当館および全国の公共図書館での所蔵を確認することができず、国立国会図書館の遠隔複写サービスを紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日記.書簡.紀行 (915 10版)
- 参考資料
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筒井, 康隆, 1934-. 筒井康隆全集 第22巻 (美芸公.腹立半分日記). 新潮社, 1985.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001724905-00 , ISBN 4106444224
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筒井, 康隆, 1934-. 筒井康隆全集 第22巻 (美芸公.腹立半分日記). 新潮社, 1985.
- キーワード
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- 筒井康隆(つつい やすたか)
- 中村とうよう(なかむら とうよう)
- レスポール
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000262913