レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年08月17日
- 登録日時
- 2021/08/19 11:35
- 更新日時
- 2021/09/01 13:11
- 管理番号
- 2021081701
- 質問
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解決
「あきののに つまなきしかの としをへて なぞわがこひの かひよとぞなく」の和歌の意味を知りたい。万葉集の歌だったと思う。
- 回答
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万葉集ではなく、古今和歌集の歌だった。下記資料を紹介し、貸出した。
『古今和歌集』高田 祐彦/訳注, 角川学芸出版, 2009, p.463
和歌の意味…秋の野に妻のいない鹿が何年もの年を経ているのに、どうして「これが私の恋の効よ」という意味で「かいよ」と鳴いているのか。
「なぞ」・・・疑問を表す副詞。ここでは、詠み手は鹿に向かって疑問を発している。
「かひよ」・・・「効よ」に鳴き声の「かひよ」を掛けている。
- 回答プロセス
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この歌についてまずインターネットで調べたところ、「秋の野に妻 なく鹿の 年をへて なぞ我が恋の かひよと鳴く」という紀淑人(きの よしひと/きの よしと)が詠んだ和歌で、古今和歌集に収録されていることがわかった。
フリーワード「古今和歌集」で資料検索。この和歌が載っているかどうか本の中を見て確認し、紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911)
- 参考資料
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高田祐彦 訳注 , 高田, 祐彦, 1959-. 古今和歌集 : 現代語訳付き 新版. 角川学芸出版, 2009. (角川文庫 ; 15767. [角川ソフィア文庫] ; [A-141-1])
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010414887-00
https://www.lics-saas.nexs-service.jp/tosyokan.town.kannami/webopac/searchdetail.do?biblioid=159878 , ISBN 9784044001056 (資料番号111070421)
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高田祐彦 訳注 , 高田, 祐彦, 1959-. 古今和歌集 : 現代語訳付き 新版. 角川学芸出版, 2009. (角川文庫 ; 15767. [角川ソフィア文庫] ; [A-141-1])
- キーワード
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- 古今和歌集
- 紀淑人(きの よしひと/きの よしと)
- 和歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000303337