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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000263700
提供館
(Library)
所沢市立所沢図書館 (2310110)管理番号
(Control number)
所沢椿峰-2019-007
事例作成日
(Creation date)
2018/10/11登録日時
(Registration date)
2019年11月05日 00時30分更新日時
(Last update)
2019年11月07日 09時55分
質問
(Question)
俳句の季語で詠まれる「クサジラミ」という草花について、どんな草花なのか知りたい。
回答
(Answer)
 「くさじらみ(草虱)」とは「やぶじらみ(藪虱)の異名」とのことです。(参考:『日本国語大辞典 第4巻』)
 また、「やぶじらみ(藪虱)」は、「山や野原、特に山ろくに多い越年草で、茎は高さ30~70㎝となり、果実にはとげが多く先が曲がり、熟するとこれで他の動物について運ばれる。やぶの中に多く、実は他の動物にくっつくという意味でヤブジラミという」ものだそうです。(参考:『原色植物観察図鑑』)
 
下記資料に関連記載があります。 
 〇『日本国語大辞典 第4巻』 小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001年
 〇『日本国語大辞典 第13巻』 小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2002年
 〇『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』 岩槻秀明/著 秀和システム 2006年
 〇『原色野草検索図鑑 離弁花編』 池田健蔵/編 北隆館 1996年
 〇『原色牧野植物大図鑑 [正]』 牧野富太郎/著 北隆館 1982年
 〇『日本の野生植物 2』 佐竹義輔/[ほか]編 平凡社 1982年
 〇『牧野日本植物圖鑑』 (卓上版) 牧野富太郎/著 北隆館 2017年
 〇『原色日本植物図鑑 草本編2』 保育社 1978年
 〇『原色植物観察図鑑』 堀勝/[著] 保育社 1973年
 〇『牧野新日本植物図鑑』 牧野富太郎/著 北隆館 1979年
 〇『花の歳時記 秋』 鍵和田秞子/監修 講談社 2004年
 〇『新歳時記 秋』 平井照敏/編 河出書房新社 2015年
 〇『学研生物図鑑 [10] 』 学研 1981年
 〇『植物』(ニューワイド学研の図鑑) 学研 2006年
回答プロセス
(Answering process)
1.所蔵資料の内容確認
 〇『日本国語大辞典 第4巻』 小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001年
   p806「くさじらみ 【草虱】」の項あり。
      「植物 やぶじらみ(藪虱)の異名。」との記載あり。
 
《以降「やぶしらみ」「やぶじらみ」をキーワードに検索する》
 〇『日本国語大辞典 第13巻』 小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2002年
   p181「やぶしらみ 【藪虱・藪蝨】の項目あり。
      「セリ科の二年草。各地の山野に生える。高さ0.6~1メートル。全体に粗毛を密生する。(以下省略)」との記載あり。イラストなし。
 
 〇『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』 岩槻秀明/著 秀和システム 2006年
   p178-179 「ヤブジラミ」(セリ科ヤブジラミ属 2年草 丈:30~70㎝ 自生環境:道ばた・河川敷・野原)の項目あり。
      「(前略) 葉は2~3回羽状複葉で、細かく切れ込みます。茎は分岐しながら30~70㎝くらいの高さに達し、先に小さな花をたくさんつけます。(中略) このかぎづめで衣類や動物の身体にくっついて、種が運ばれる、いわゆる「ひっつき虫」です。(以下省略)」との記載あり。花・つぼみ・葉のカラー写真あり。
  
 〇『原色野草検索図鑑 離弁花編』 池田健蔵/編 北隆館 1996年
   p98「ヤブジラミ」(せり科 Torilis japonica (Houtt.) DC.) )の項目あり。
     「道端や野原のやぶなどにはえる越年草。茎は直立し、枝を分け、毛がある。(以下省略)」との記載あり。全体の他、花と果序の拡大イラストあり。
  
 〇『原色牧野植物大図鑑 [正]』 牧野富太郎/著 北隆館 1982年
   p379「ヤブジラミ」([ヤブジラミ属] Torilis anthriscus Gmel.)の項目あり。
      「東アジアからヒマラヤ、シベリヤ、ヨーロッパなどに分布し、日本各地の野原や道ばたにはえる2年草。(中略) 和名は果実の熟す頃にやぶに入ると、果実が体にくっつくので、シラミにたとえた。オヤブジラミに比べ全体に白味が強いので区別できる。漢名竊衣(セツイ)を慣用。」との記載あり。カラーイラストあり。
 
 〇『日本の野生植物 2』 佐竹義輔/[ほか]編 平凡社 1982年
   p279「ヤブジラミ」」(Torilis japonica (houtt.) DC.)の項目あり
      「原野に多い越年草。茎は直立し、枝をわけ、高さ30‐70㎝。(中略) 和名は、本種がよく藪にはえ、刺のある実がシラミのように衣類などにつきやすいからである。」との記載あり。
   (図版)PL.253に「ヤブジラミ」のカラー写真あり。
  
 〇『牧野日本植物圖鑑』(卓上版) 牧野富太郎/著 北隆館 2017年
   p280「やぶじらみ」(Torilis Anthriscus Gmel. [からかさばな科])の項目あり。
      「越年生草木ニシテ原野路傍ニ普ク生ジ、高サ60㎝内外。(以下省略)」との記載あり。イラストあり。
 
 〇『原色日本植物図鑑 草本編2』 保育社 1978年
   p10「ヤブジラミ」(Torilis japonica (houtt.) DC.)の項目あり。
     「道ばたに普通な越年草、全体圧短剛毛があってざらつく。茎は高さ30‐70㎝。(以下省略)」との記載あり。
   p9の前ページ(図版)PLATE2にヤブジラミのカラー全体イラストあり。
  
 〇『原色植物観察図鑑』 堀勝/[著] 保育社 1973年
   図版20にカラーのヤブジラミの花や実のイラストあり。
   p20「ヤブジラミ」(Torilis japonica DC.せり科)の項目あり。
     「山や野原特に山ろくに多い越年草で、茎は高さ30~70㎝となり、(中略) 果実にはとげが多く先が曲がり、熟するとこれで他の動物について運ばれる。やぶの中に多く、実は他の動物にくっつくという意味でヤブジラミという。」との記載あり。
  
 〇『牧野新日本植物図鑑』 牧野富太郎/著 北隆館 1979年
   p435「やぶじらみ」(Torilis Anthriscus Gmel. [せり科])の項目あり。
      「越年生草木で野原や道ばたに広くはえ高さ60㎝内外。(中略) 夏に小枝の先に複数形花序となって、小白花を開く。(中略)果実は卵状楕円形で長さ3㎜、とげ状の毛が多い。 [日本名] 藪虱。果実は、熟す頃にやぶへ入ると、身体によく附着するのでシラミにたとえた。(以下省略)」との記載あり。イラストあり。   
 
 〇『花の歳時記 秋』 鍵和田秞子/監修 講談社 2004年
   p137「藪虱(やぶじらみ) 三秋(立秋から立冬の前日まで) 草虱」の項目あり。
      「セリ科の一年草。茎は直立して高さ30~80センチになり上部で分枝する。(中略) 5~7月、白い小花を散形状につける。「藪虱の花」は夏の季語。果実は卵状楕円形で長さ約3ミリ、曲がった刺を密生する。(中略) 花より実が目立つので、「藪虱」は秋の季語とされる。その名も実を虱になぞらえたもの。」との記載あり。カラー写真あり。
 
 〇『新歳時記 秋』 平井照敏/編 河出書房新社 2015年
   p372「藪虱やぶじらみ 草じらみ 竊衣(セツイ)」の項目あり。
      「せり科の二年草。(中略) 夏白い五弁花を笠状に咲かせるが、秋に小さな果実となり、道ゆく人の衣服にとりつく。(中略) 日本ではやぶじらみ、草じらみと言い、漢名でも竊衣(衣服を竊(ぬす)むと言う)。<本意>(前略)花には見どころがなく、秋になってできる果実の方に特色があるので、秋の季題となった。」 との記載と俳句の記載あり。イラスト等なし。
 
 〇『学研生物図鑑 [10] 』 学研 1981年 
   p358「ヤブジラミ Torilis japonica DC.」の項目あり。
      「原野・道ばた・やぶかげなどにはえる2年草。(中略) 小散形花序の枝の上向きの毛があり、2~4㎜の短い柄の先に白色の小さな花が4~10個集まって咲く。。(以下省略)」との記載あり。
   p95にカラーのイラストあり。p93に実のイラストあり。
 
 〇『植物』(ニューワイド学研の図鑑) 学研 2006年
   p65「ヤブジラミ セリ科」の項目に、「くきに下向きの毛があり、花がつくえだには上向きの毛があります。」との記載とイラストあり。
 
 △『俳句歳時記 秋』 角川学芸出版/編 角川学芸出版 2011年
   p191「藪虱」(草虱)の項目あり。
      「セリ科の越年草。実は、棘状の毛が密生し、衣服や動物に付着し、衣服や動物に付着して運ばれていく。原野・路傍に多く自生する。」との記載あり。イラスト等の記載なし。
事前調査事項
(Preliminary research)
『福田甲子雄全句集』(福田甲子雄/著 ふらんす堂 2018年)のp127に「草虱袖にまでつけ巫女二人」という俳句が収められており、「草虱」が季語。
NDC
植物学  (470 9版)
詩歌  (911 9版)
参考資料
(Reference materials)
日本国語大辞典 第4巻 小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001.4 813.1 4-09-521004-4
日本国語大辞典 第13巻 小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2002.1 813.1 4-09-521013-3
街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本 岩槻秀明/著 秀和システム 2006.11 470.38 4-7980-1485-0
原色野草検索図鑑 離弁花編 池田健蔵/編 北隆館 1996.12 470.38 4-8326-0385-X
原色牧野植物大図鑑 [正] 牧野富太郎/著 北隆館 1982.5 470.38 4-8326-0001-X
日本の野生植物 2 佐竹義輔/[ほか]編 平凡社 1982.3 470.38 4-582-53502-X
牧野日本植物圖鑑 牧野富太郎/著 北隆館 2017.9 470.38 978-4-8326-0741-5
原色日本植物図鑑 草本編2 保育社 1978 470.38 4-586-30016-7
原色植物観察図鑑 堀勝/[著] 保育社 1973 470.38 4-586-30801-X
牧野新日本植物図鑑 牧野富太郎/著 北隆館 1979 470.38 4-8326-0009-5
花の歳時記 秋 鍵和田秞子/監修 講談社 2004.8 911.307 4-06-250233-X
新歳時記 秋 平井照敏/編 河出書房新社 2015.2 911.307 978-4-309-60383-4
学研生物図鑑 [10] 学研 1981.3 460.38 4-05-100399-X
植物 学研 2006.1 470.38 4-05-202486-9
キーワード
(Keywords)
クサジラミ
ヤブジラミ
せり科
ヤブジラミ属
雑草
野草
二年草
植物
草花
俳句
季語
歳時記
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
一般
登録番号
(Registration number)
1000263700解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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