レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/01/06
- 登録日時
- 2022/03/31 00:30
- 更新日時
- 2022/03/31 14:35
- 管理番号
- 滋2021-0024
- 質問
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解決
子どもの頃に読んだ童話のタイトルや作者が知りたい。
そのストーリーは、「土瓶と鉄瓶が旅に出ました。2人は吊り橋を渡ります。そのとき風が吹いて吊り橋が揺れます。土瓶が吊り橋から落ちそうになり、鉄瓶は慌てて土瓶へ覆い被さりました。土瓶は粉々に割れて橋の下へ落ちていきました。」
また、吊り橋を渡ろうとする土瓶と鉄瓶の挿絵が載っていました。
- 回答
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フランスの作家、ラ・フォンテーヌの『寓話』に収録されているお話しと思われます。
タイトル(≪Le pot de terre et le pot de fer ≫)の日本語訳は翻訳者によって揺れがあり、以下のとおりです。
「土瓶と鐵瓶」・・・『世界童話大系 第9巻 佛蘭西 和蘭篇』世界童話大系刊行会、1927年。
「素焼きの壺と鐵の壺」・・・『ラ・フォンテーヌ寓話』白水社、1997年。(オリジナル版の1951年版も同タイトル)
「陶器の壺と鉄の壺」・・・『寓話 上』(岩波文庫)、岩波書店、1981年。
「つちのなべとてつのなべ」・・・『ラ・フォンテーヌ寓話』白泉社、1981年。
「土鍋と鉄鍋」・・・『ラ・フォンテーヌ寓話』洋洋社、2016年。
ストーリーは、今回調べたものにはどれも、「土瓶が吊り橋から落ちそうになり、鉄瓶は慌てて土瓶へ覆い被さる」という内容ではなく、「ちょっとした拍子に両者がぶつかって、土瓶(陶器の壺)が粉々に割れる」というものでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 児童文学研究 (909 8版)
- 参考資料
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- 1 世界童話大系 第9巻 佛蘭西 和蘭篇 世界童話大系刊行会 1927年 7-90-セ 164-165頁
- 2 ラ・フォンテーヌ寓話 ラ・フォンテーヌ∥[著] 市原豊太∥訳 白水社 1997年 3-9570-ラ 106頁(1951年白水社刊の復刊)
- 3 寓話 上 ラ・フォンテーヌ∥著 今野一雄∥訳 岩波書店 1981年 3-IR-514 254-256頁
- 4 ラ・フォンテーヌ寓話 ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ∥作 ブーテ・ド・モルヴェル∥画 白泉社 1981年 7H-E0 36頁
- 5 ラ・フォンテーヌ寓話 ラ・フォンテーヌ∥作 ブーテ・ド・モンヴェル∥絵 洋洋社 2016.4 J-92-ラ 141-146頁
- キーワード
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- ラ・フォンテーヌ
- 寓話
- 土瓶
- 鉄瓶
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000314357