レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/06/21
- 登録日時
- 2015/12/02 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:36
- 管理番号
- M14062117269077
- 質問
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テレビ番組の日本語をテーマに扱った番組のなかで笑い方の「げたげた」と「げらげら」の区別を問うことがあった。手元の辞書には明確な説明がない。なにか出典があるのか。
- 回答
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『暮らしのことば擬音・擬態語辞典』には、「げたげた」「げらげら」それぞれの項目と両者の比較についての記述があった。
「げたげた」は「無神経な感じで笑うやや奇妙で低い声。「けたけた」よりも下品で卑しい感じが伴う。(以下略)」、「げらげら」は「遠慮することなく楽しそうに大声で笑う声。(以下略)」とあり、「げらげら」の項目中「類義語「げたげた」」として、「「げらげら」が、一般的な大笑いの声であるのに対して、「げたげた」は、卑しい感じを伴っただらしない笑い声を表す。「ら」と「た」が異なるだけであるが、「げたげた」には負の印象が伴う。「げらげら」「げたげた」に対して、より澄んだ高い声を表す語に「けらけら」「けたけた」があるが、この場合にも後者には負の印象が伴う。」とある。
『日本語オノマトペ辞典』では、「からから」「けらけら」「ころころ」「げたげた」の使い分けの記述はあったが、「げらげら」は含まれていなかった。個別の項目では、「げたげた」は「下品な高笑いをしたり、ばか笑いをする際の大きなにごった声。またそのさま。(以下略)」、「げらげら」は「大声で笑う声。遠慮なしにばかにした笑い声。また、そのさま。(以下略)」と書かれている
『広辞苑』『日本国語大辞典』等についても個別の項目はあり、「げたげた」については「下品」といった内容が共通してみられるようであったが、両者を比較する記述は見られなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 語彙 (814 9版)
- 参考資料
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山口仲美編『暮らしのことば擬音・擬態語辞典』 講談社,2003,605p. 参照はp.152,154-155.
小野正弘編『日本語オノマトペ辞典』 小学館,2007,64,701p. 参照はp.48,113-114.
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山口仲美編『暮らしのことば擬音・擬態語辞典』 講談社,2003,605p. 参照はp.152,154-155.
- キーワード
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- 笑い方
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2014062117234069077
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000184825