レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年12月02日
- 登録日時
- 2008/12/25 11:51
- 更新日時
- 2021/04/04 17:51
- 管理番号
- 県立長野-08-009
- 質問
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解決
漢字の「「教」と「雪」が、旧字体から現在の字体になったのは、昭和何年からか
- 回答
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昭和24年の「当用漢字字体表」から現在の字体に変更。
- 回答プロセス
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1 NDC分類810(日本語)の書棚で資料を調査。『漢字源』藤堂明保編 学研 2007【813.2/トア】の巻末に“国語施策における「漢字」について”という項目があり。これによると、漢字の変更には昭和21年に内閣告示された「当用漢字表」と、昭和56年に内閣告示された「常用漢字表」の2回あることがわかった。ここには昭和21年に内閣告示された当用漢字表の例が載っていたが、この中には「教」「雪」はなし。他に『国語施策百年の歩み』文化庁 2003【810.9/ブン】を調査。p.138-139の“戦後国語施策の流れ”によると、当用漢字表の他にも当用漢字については、昭和20年代に何回か変更があったことがわかった。
2 当館OPACにてキーワード“当用漢字”で検索。いくつか資料がヒット。『当用漢字音訓表』文部省 1948【811.27/2】所収の「当用漢字字体表」(昭和24年内閣告示)に、現在の字体「教」と「雪」の記載あり。また同書の「当用漢字音訓表」(昭和23年内閣告示)を調査すると、こちらでは旧字体の記載であったため、昭和24年の「当用漢字字体表」からの変更と確認できた。質問者へはその旨回答した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 音声.音韻.文字 (811 8版)
- 参考資料
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- 『国語施策百年の歩み』文化庁 2003【810.9/ブン】
- 『当用漢字音訓表』文部省 1948【811.27/2】
- キーワード
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- 当用漢字
- 旧字
- 漢字
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000049981