レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2019/11/26 12:59
- 更新日時
- 2020/03/28 09:05
- 管理番号
- 20190000025
- 質問
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解決
「庭訓」の読み方について。「テイクン」「テイキン」と読むようだ。通常は「クン」だと思うが、「キン」と読む理由を説明した本はないか。
- 回答
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■図書
・『日本の漢語』にpp.54-55
・・・「訓」の解説として「kuinという発音で二重母音をさけるためにuを取ってキン、iをとってクンという読むことがある」と説明されている。ここでは「庭訓」は「テイキン」と読まれている。
・『古今各国「漢字音」対照辞典』p.179
・・・「訓」の項目に「唐音」としてkinという読みが当てられている。
・『大辞泉』p1093
・・・「訓」という漢字について、読みがクン(呉・漢)、キン(唐)となっており、ここでは「庭訓」はキンの一例として挙がっている。
- 回答プロセス
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・漢和辞典などを確認すると「テイキン」もしくは「テイクン」と読むとある。
・しかしながら、その使い分けや理由などは掲載されていない。
・孔子に関する言葉なので漢語についての本を、また音訓の違いについて書かれた関係の本も見ていく。
・ブラウジングをするなかで『日本の漢語』『古今各国「漢字音」対照辞典』を発見。
- 事前調査事項
- NDC
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- 語源.意味[語義] (812 8版)
- 参考資料
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佐藤喜代治 著 , 佐藤, 喜代治, 1912-2003. 日本の漢語 : その源流と変遷. 角川書店, 1979. (角川小辞典 ; 28)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001432057-00 -
増田弘, 大野敏明 著 , 増田, 弘 , 大野, 敏明, 1951-. 古今各国「漢字音」対照辞典. 慧文社, 2006.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008374537-00 , ISBN 4905849535 -
小学館大辞泉編集部/編 , 松村明/監修 , 小学館 , 松村‖明. 大辞泉 上巻(あ−す) 第2版. 小学館, 2012.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I046420178-00
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佐藤喜代治 著 , 佐藤, 喜代治, 1912-2003. 日本の漢語 : その源流と変遷. 角川書店, 1979. (角川小辞典 ; 28)
- キーワード
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- 漢語
- 唐
- 呉音
- 漢音
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000267503