レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20150905
- 登録日時
- 2016/12/16 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 13:16
- 管理番号
- 中央-2016-02
- 質問
-
解決
顔文字の起源について知りたい。
- 回答
-
諸説あるため、年代順に紹介する。
1 1648年、イギリスの詩人ロバート・へリックのポエムに顔文字があるという説
次のリンク先に記事全文あり。
「360年前の詩集に世界最古の顔文字!? スマイリーフェイスから分かる、脳の驚異と神秘 :)」(http://tocana.jp/2014/04/post_4039_entry.html 最終アクセス日:2016年8月26日)
記事内に1862年の説と1980年代の説についての説明あり。
2 1862年、アブラハム・リンカーンの演説の写しの記事に顔文字があるという説
次のリンク先に記事全文あり(本文は英語)。
「Is That an Emoticon in 1862?」(http://cityroom.blogs.nytimes.com/2009/01/19/hfo-emoticon/?_r=0 最終アクセス日:2016年8月26日)
3 1881年、雑誌『Puck』にアスキーアートに近いものがあるという説
資料1のp.373下段に「『WIRED VISION』の今年10月1日の記事「顔文字の歴史と現状」には、既に1881年に、『Puck』というアメリカの古いユーモア雑誌が、「喜び」、「憂鬱」、「無関心」、「驚き」といった感情を、簡単なタイポグラフィの顔で表現する方法を紹介していた話が載っているが、これは、改行による組み合わせを必要とする、今で言うところのアスキーアートに近いようなもので、一般には普及しなかったようである。」と記載あり。
次のリンク先に『WIRED VISION』の2008年10月1日の記事あり。
「顔文字の歴史と現状 画像ギャラリー WIRED.jp」(http://wired.jp/2008/10/01/%e9%a1%94%e6%96%87%e5%ad%97%e3%81%ae%e6%ad%b4%e5%8f%b2%e3%81%a8%e7%8f%be%e7%8a%b6%ef%bc%9b%e7%94%bb%e5%83%8f%e3%82%ae%e3%83%a3%e3%83%a9%e3%83%aa%e3%83%bc/ 最終アクセス日:2020年4月13日)
4 1982年、カーネギー・メロン大学のスコット・ファールマンが起源であるという説
資料1のp.373上段にインターネット上の顔文字の起源として紹介あり。
また、都立図書館で所蔵していないが、次の雑誌にも記述あり。
『明海日本語』第12号(2007年3月)鈴木晃二著「顔文字の歴史について」(p.91-96)のp.92に、発明者はスコット・ファールマンとの記述あり。次のリンク先に記事全文あり。(http://www.urayasu.meikai.ac.jp/japanese/meikainihongo/12/091鈴木晃二0712.pdf 最終アクセス日:2016年8月26日)
『漢字と文化』第3号(2004年6月)安岡孝一著「顔文字は文字なのか」(p.2-4)のp.2に、スコット・ファールマンが考案した旨の記述あり。次のリンク先に記事全文あり。(http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/65887/1/CCC-vol3.pdf 最終アクセス日:2020年4月13日)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 言語史.事情.言語政策 (802 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】新潮 106巻 1号 通巻1248号 (2009年1月)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000203316