下記①②に踊り方と楽譜の掲載あり。
「棒の周りでリボンを持って踊る」メイポールダンスについては、②③に記載があり。
レファレンス協同データベース
「小学生のときにリボンを木の棒に巻きつけながら踊る、メイ・ポールダンスというのをしました。あの踊りは何か意味があるのでしょうか?」
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000077021の事例があるが、楽譜・踊り方については記載なし。
① 『学校ダンス創作集』p149-157 に写真入りで踊りの方法と「園の花」服部正編曲の楽譜が載っており、下記の記述あり。
「このダンスは,秋の花をメイポールによせて,つくったものである。秋といえばまず,菊の花であろう。古くからうたわれた“庭の千草”の歌曲によって,秋のこころをさそいつつ,つづいて,露にたわむ菊の花,秋風にゆれる菊の花を描写して,最後にメイポールのリボンをひろげ,あやなす動きによって,咲き誇る菊の花を表現したものである。」
②『各国民踊小学ダンス 上巻』p99-116 「Ⅷ メイポール・ダンス(英国)(May-Pole Dance)」に楽譜と写真入りの踊り方が載っており、以下の記述あり。
「(略)殊にピクニック好きの英國人は五月一日になると、競って愉快な趣向を凝らして五月祭を催ほす。これは昔からの習慣である。
彼處にも此處にも青草の上に思ひ思ひの飾りものをつけ、紅白の布で巻いた柱が立つ。柱の頂からは五色のリボンや紐が下がってゐる。花冠りをした少女達は、この綺麗な幟の周園で舞踏をする。中にも美しく目立った花の冠りをつけたのはMay Queen(五月祭の女王)である。幟の頂につけた飾物の事をクラウン(冠)と云ふのだが、昔からの形式に従へば下の様な形をしたもの、或はこれに類するものが多い。
併し、学校などでこの舞踏をする時には民間で娯楽的に演ずる時程の装飾はほどこさないやうである。」
「このダンスは常に膝を高くあげて力強く跳ねる歩調と、頭を左右へ振る動作とに終始してゐる。」
③本間 周子「ヨーロッパのメイ・デイのダンス」p1-10 にメイポールダンスについて詳しく記述されている。
下記④⑤には「棒の周りでリボンを持って踊る」旨の記載は見られなかった。
④p30-33に「サーカシアン・サークル」の楽譜が掲載されていて、「メーポール・ダンスの1つともなった。」の記述があり、「メーデーとメーポールダンス」のコラムが掲載されているが、リボンを持って踊る旨の記述は見られない。
また、
⑤p7に「“メイポールダンス”も3ヵ国で共通しておどられているが,これに似た“リボンダンス”も有名である。」との記述が冒頭にあるが、「メイポールダンス」もしくは「リボンダンス」と書かれている楽譜・踊りは掲載されていない。